ダウン(羽毛)の臭い取り参考価格(2021年3月現在・税抜き)
ダウンジャケットクリーニング 4000円~
ダウンハーフコートクリーニング 5000円~
ダウンロングコートクリーニング 6000円~
ブランド品は+50%~100%位が目安。
例 ダントンダウンジャケット 4000円~
(インナーダウンも同じ)
バーバリーダウンジャケット 6000円~
モンクレールジャケット 8000円~
羽毛の臭い取り +2000円~3000円
基本、ドライクリーニング不可の臭い取りはお受けできません。
今回のJOTT(ジョット)ダウンコート参考価格
ダウンロングコートクリーニング 6000円
臭い取り +2000円
※ドライクリーニングで傷み膨らまなくなる羽毛を傷めることなくきれいに膨らめる新しいドライクリーニング方法として経営革新を取得しています。
ニオイのもとを除去、羽毛を綺麗に膨らめるための加工方法は当店だけが持つ独自の洗浄方法です。
おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友 眞吾です。
まず最初に前回ご紹介した
セーラ服クリーニング のお客様からまたまたとても嬉しいLINEを頂きましたのでご紹介!
ブログ拝見しました。
何も考えず手短なクリーニング屋に出していて、
他の友達の制服の仕上がりと全然違うなぁと思ってました。
こういうところで差が出るんですね。
こんなに手間がかかっているなんて思いませんでした。
クリーニングのグレーゾーンを指摘し、
最適で最善を行える技術があるのだと思いました。
記事も記念になりました!
細かい工程と卓越した技術。
知る機会がなかったので、勉強になりました(^-^)
ありがとうございました( ^ω^ )
ブログを書き始めて15年になるかな。
書きはじめの3年間は日曜日以外は毎日更新していたんです。
目標が1000件の事例を紹介しようでした。
毎日コツコツと記事を書き続け、時には深夜というより朝方に書いて投稿した日もあり、お客様からいつ寝てるの・・・?って心配されたこともありました。
継続は力なり・・・3年続け1000件を超えた時、この言葉を実感しました。
続けられた力の源は、こうしたお客様からの言葉です。
そして何より、ブログで紹介することをとても喜んでもらえるんです。
だから、嬉しくて、またかける・・・
このブログは当店の仕事を知ってもらいたくて書いています。
ブログでちゃんと伝えることができている・・・とても嬉しいお客様からの言葉でした^^
TVで当店の仕事を何度も放映していただいていますが、ご覧になったお客様からも今回と同じような言葉を頂いています。
クリーニングって、手間仕事なんです^^
さて、今回は年々増えていきている、羽毛の獣臭いようなニオイのご相談です。
上から2枚めの画像が品質表示に書かれている洗い指定ですが、一番左が水洗いマークで桶に手が入っているから手洗いしろ、っていうことです。
その右横から、漂白はしちゃダメ、乾燥機も使っちゃダメ、アイロンも掛けちゃダメ、ドライクリーニングできません!
要するに手洗い以外は何もできませんとメーカーが言っています。この表示は服の保証書となっているので、この指定で☓になっていることをすると、メーカーは保証しません、ということなんですね。
指定通りでは綺麗にできなかったり改善できないってよくあります。
ドライクリーニングが不可、水洗いが不可となっている服ってクリーニング店ではどう考えて洗っていくのか。
羽毛の臭い取りは最初に書いていますがドライクリーニング不可となっているダウン製品は基本お受けしていないんです。
でも今回は受けています。
この辺りも踏まえて、ご説明していきますね^^
このお客さまからも喜びのLINEを頂いけましたので、合わせてご紹介です^^
お客様からの言葉にあったクリーニングのグレーゾーンって言葉ですが・・・
当店の仕事とチェーン店の仕事って比べても意味がないというか、やろうとしている仕事自体がまったくちがうんです。
共存していくための手段とも言えるけど、大手では対応できない事をやるお店なんです。
だから、大手ができないことをやっていくのが当店の仕事になるんです。
大手と当店では必要な技術も違いますので、どっちがいいとか悪いとかではないんです。
できないことをできるような誇大表現したって、できないものはできません。これはクリーニングに限ったことではないと思いますが、一番安い金額を全面に押し出して、実際には満足行くものを求めるとオプションが追加されたりなど高額になったりしますね。
グレーって表現をされるのは、クリーニング店が自分のお店の仕事を明確にしていないからじゃないかな。
仕事がグレーではなく、表現がグレー・・・
仕事自体は、そのお店のマニュアルに則ってちゃんと洗い仕上げています。
そのお店のマニュアル通りでは綺麗にできないものは、落ちない汚れとして残ってしまうという結果論に過ぎないんです。
仕事内容に見合った金額を設定しているので、マニュアル以外の手間は掛けられないんです。
だから「これ以上は繊維を傷める恐れがあるため取れません」の札とともに帰ってくるか、別料金となってしまうんです。
ここもグレーなんだけどね・・・お客様からするとクリーニング店は洗濯のプロ。プロから取れないと言われたら落とすことができないって思っちゃいますね。
「これ以上は繊維を傷める・・・」の札が出た当時、魔法の札とも呼ばれ、これ一枚でクレームが激減したんです。
プロからこう言われたらもう取れないんだって納得しちゃいますよね。
でもほとんどのシミは落とす事ができるんです。当店の場合だと取れないと言われたシミでも95%以上落とすことができています。
金額内の工程では取ることができない、特殊しみ抜きはリスクがかかる作業になるから当店ではできませんなど伝えていくことがマイナスイメージになると今も思っているお店はかなりあるんじゃないかな。
お客様からするとマイナスイメージになることはなく、逆に信用されるお店になっていくと思います。実際、クリーニング店から紹介されたってお客様が毎日のようにご相談に来られますが、紹介してくれたお店のことを悪く思う人は誰もいないんです。
とても親切なお店として、今まで通りにそのお店を利用し、取れないシミは当店へ。
そのお店もお客様も当店も、みんなでいい結果に、WIN WINですね!!
また長くなってしまった・・・(汗)
さて、今回はLINEでご相談をお受けした際、表示画像も送ってもらっており、ドライクリーニングが不可商品なのでお受けできないことをお伝えしています。
ダウンってボンディング、コーティングなど樹脂(接着剤のようなものを)を使い加工されています。
この加工はドライ溶剤で溶け出す可能性があり、溶け出すと服がだめになってしまうんです。着られなくなります。
水洗い不可とされている服の場合、雨にぬれる程度で溶けたり剥がれたりすることはないように作られていると仮定しています。
服を確認し、不具合が出ない洗い方をすれば大丈夫な服がほとんど。でもドライクリーニング不可表示は駄目になる可能性が高いんです。
今回だと、プリントが貼り付けられています。これもドライクリーニングで剥がれてしまう可能性が高い。
できない理由をご説明させてもらっていますが・・・それでも試してほしいってご依頼、多くなってきています。
どうせこのままの状態では着ることができないから、とご依頼されます。
今の所、だめになったダウン製品は一着もありませんが、リスクはとても高いです。
それともう一つ、当店のドライクリーニングはとてもデリケートな高額インポート製品や着物でも洗える、良く言えばとてもソフトなドライクリーニング、悪く言えばソフトすぎて汚れ落ちがメッチャ悪いドライクリーニング方法です。
じゃぁ、きれいにならないのか?って詳しい話はまた今度・・・他のお店できれいにならないって服のほとんどを綺麗にできています。
和服には金粉や銀粉、プリント柄なども入っています。昔は危険な服はドライクリーニングだったんです。
この和服も洗えるドライ洗浄方法で駄目になる服なんて無い・・・祖父、父から受け継いだドライクリーニングはこんな感じです。
でも今は、危険なものは水洗いの時代・・・雨にぬれる程度で駄目になる服は法律上作って売ってはいけないからです。
当店も実際どちらが正しいのかとか・・・わかりませんが・・・
今の不具合を改善させる方法を提案し、リスクを説明する事も当店の仕事です。
ただし、当店で大丈夫だから、ドライクリーニング不可の服でもドライクリーニングができるわけではありません。
当店では大丈夫だったとしても駄目になる可能性は高いということです。
最後に、お客様から喜びのLINEを頂けましたのでご紹介です^^
価値って金額だけではなく、目には見えない価値もあるんですよね!

東京都 T様より
本日ダウン受け取りました!あんなに臭くてもう着れない。。。。
と思っていたのに本当に臭いが取れて感激しました!
またご縁がありましたらよろしくお願い致します