エルメスバッグ復元~全体のカビ取り・シミ抜き・革の色直し
おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友眞吾です。
久しぶりの更新となってしまいました(汗)
今回はご相談の多いバックのカビシミです。
エルメスのキャンパス地にシミ、全体にぽつぽつと点状に薄いカビシミが出ています。
生地バックで表面コーティングされていないバックであればよほどのシミ、黄ばみまで取ることが出来ます。
ガーデンパーティーのコーティングの黄ばみとは全く違うシミで、コーティングの劣化による黄ばみは落とせる場合もあれば落とせない場合もあります。
コーティングの種類と厚さなど、同じガーデンパーティーでも作られた時代で違うんです。
今回のバックはコーティングがされていないため、このレベルなら取れるかな、と判断、
取れなければ代金は頂かないという成功報酬でお受けしています。
ご相談時、取れないだろうと思われていたのか、もう古いしダメそうなら破棄します、との事でしたが・・・
エルメスとシャネル、ヴィトンの3大ブランドバック、お財布は破棄しちゃダメ・・・
ビックリする価格で売れたりします。
という事で、付いているシミ、全体のカビシミと黄ばみ除去をし、また使える状態まで綺麗にできたら、色褪せた革の部分を補色して直していく、という事でお受けしています。
革は色直しをやってしまうとメーカーから正規品としてみなされなくなる、とと説明をしています。
しみ抜きして取るのは問題ない、色直しはダメと問い合わせたときこの3つのブランドからは言われています。
でも各ブランドとも色直しはしないんです。
この手のカビシミも取れることは無いんです。
という事で、久しぶりの更新はエルメスバックのしみ抜き、全体黄ばみ変色直しとカビの色素シミ取りです。
かなり時間と手間がかかっていますが綺麗に取ることが出来ています^^
エルメスバッグ復元~全体のカビ取り・シミ抜き・革の色直し
目次
◆エルメス・シャネル・ヴィトンの3大ブランドは捨てちゃダメ・・・
◆白いキャンパス地のしみ抜き・注意点
-受ける側が注意している事、大切な事前説明
◆クリーニング・しみ抜き工程
◆仕上げ工程
◆エルメスバック・カビ取り まとめ