シミの除去率95％以上！しみ抜き専門店　おしゃれ工房You友

クリーニングには大きく分けて二通りの方法しかないんです。
一つは家庭でもできる水洗い、そしてクリーニング店でしかできないドライクリーニング（以下ドライ）です。

家庭でできるドライクリーニング、ドライ用洗剤など販売されていますがこれらはドライではなく水洗いです。
どんな洗剤を使おうと水洗いをしたらダメになってしまう服を洗ってしまうと当然ダメになってしまいます。

最近では洗い指定が水洗い、手洗い不可となっている服でも家庭洗いする方が増えています。
色滲みや色移りは水洗い不可表示の服を水洗いしてしまうのが一番の原因です。

当店の場合だと、メーカーが付ける洗い指定は参考にはしますが素材と汚れにより洗い分けていきます。
水洗い不可になっているからとドライをしても汗は取れませんので意味の無い洗いとなってしまいます。

夏物衣料は汗になっていない服はありませんので・・・汗取りは必須となりますがこの辺りの事をあまり理解されていないお客様が圧倒的に多いと言うのが事実です。

どうしても水洗いができない服、例えばシルクのバイヤスドレスやレーヨンなど水洗いで極度の縮みや風合いの変化が出てしまう服などの場合、直接肌に接する部分をシミ抜きで洗い流していきます。

いずれにしても汗はクリーニング店に依頼しておけば大丈夫と言う事はないので、汗になったらどんな形にせよ変色が出ないよう汗取りをご自身で依頼する事がもっとも大切な事です。

基本的に綿製品は水洗いをしていく素材です。
素材自体は水洗いができるのですが、問題は「色」です。

色が滲みそう、色移りしそうな服の見分け方は、パッと見て色が心配・・・と感じたら要注意です。
色が出る物はある程度経験があると見た目で判断が出来るようになりますが確実に色が出るかどうかはテストをしてみないとわかりません。

でも、見た感じで色が出そう、薄くなりそう、と感じた場合、色は出ると思って良いと思います。

感覚の話なのですが、色が出そうと感じた物を「まぁ、いいか」と洗ってしまうと高確率で事故になると思いますのでこの感覚は大切にしてください。

水洗いと一言で言っても色々な方法があります。
使う洗剤、洗い時間、漬け置き洗い、脱水時間など組み合わせは無限です。

洗剤には大きく分けて中性洗剤とアルカリ洗剤があります。
純石鹸、合成洗剤などもありますが色に関してはＰＨと温度が一番重要になります。

染められている色は温度が高くなると溶け出すようになり、アルカリが強くても溶け出すようになります。
どの程度で溶け出すかは染める染料と染められ方により変わってくるため見た目では判断が難しいです。

そこで例えば今回のように白と黒のような反対色に近い服を洗う場合、迷わず中性洗剤を使います。
この時、エマールなど中性で色止め、色移り防止剤などが配合されている洗剤を使うと良いと思います。

でも、たとえエマールを使っても色滲みや色移りしてしまう服もあります。
心配な服は使う洗剤を使う量の２倍程度の濃度にしてティッシュに付け目立たない色が出そうな部分へ洗濯バサミなどで挟み１５分程度放置します。

ティッシュに色が付いたかどうかを確認し、色が移っているようなら家庭洗いはできません。
クリーニング店へ依頼をしてください。

テストをして色が移っていない場合でも、派手な色や反対色、濃色の物は短時間で単品洗いをします。
染料は水につける時間が長ければ長いほど溶け出します。

色の心配がある服は洗濯機の手洗いやドライコースなどで洗わず必ずバケツ等で手洗いをします。
バケツは２つ用意をし、一つは洗剤、一つは水を入れておきます。

洗剤に漬け込んだ時、水に色が溶け出した場合、すぐに水ですすぎ洗剤を落とします。
洗剤を落とせばほとんどの場合、色の出は止まります。

色がすぐに溶け出した場合、服が折り重なった状態で止めず、洗剤、水の中で服は動かし続ける事。
この時、溶け出した色が他の部分へ移らないよう押し洗いではなく服を水の中で泳がせるようにするのがコツです。

水で洗い流しても色が止まらない場合、水洗いをしてはダメな服だったことになります。
この場合、過剰に乗っている染料を洗い流さないと止まらないため、水が透明になるまで水で洗い流します。

濃色の場合、色は薄くなったり褪せたりしてしまいますが、水に溶け出す部分は洗い流しておかないと着用中でも他に色移りしてしまう可能性があります。

水洗いで色が簡単に溶け出す物でもドライでは色は溶け出さないんです。
ドライは水溶性の物は落とせないため染料も落とせない（溶け出さない）と言う事です。

水で洗剤を洗い流し、水が染まらない（透明）な状態になったら薄い柔軟剤に漬け込み洗濯機で５秒～１０秒程度絞り色部分が他の部分に重ならないよう工夫をして干します。

柔軟剤でも色が出るものがあります。
柔軟剤に入れたとき、色が溶け出した場合、もう一度真水で濯ぎます。

この場合、そのまま干すか、少量のクエン酸を水に入れ漬け込み軽く絞って干します。
酸には色止め効果もあり、服を柔らかくする効果もあります。

入れすぎる触った時ぎしぎしした感じになりますので極少量入れてください。
ぎしぎし感は洗い直せば直ります。

ここまでのご説明は中級～上級者向けのアドバイスになるかな・・・？
あまり手洗い等された事がない方、高価な服等の場合、手洗い不可指定になって物はやらないほうが無難です。

でも、洗い方や対処法など知っておいて損は無いと思いますので覚えておいて下さい。

最後に洗濯機で洗う時、確実にやって行かなくてはいけない基本です。

洗濯機で洗える普段着などでも、白い服と濃色の服を一緒に洗ってはダメです。
色移りしてしまうと後が大変になりますので色分けは必ずして洗ってください。

普段色が付かない服でも脱水後に数分でも放置してしまうと色移りしてしまう服があります。
洗濯物は洗いあがったらすぐに干してください。

洗い上がり、干しているときに色移りに気が付いた場合、乾かさず洗った時の２倍程度の洗剤を入れすぐに洗い直せば取れてくれる物もあります。乾かしてしまうと家庭で取るのは難しくなってしまいます。

濃い色の服は必ず裏返しに、できれば洗濯ネットに入れて洗う。
裏返しにする事で洗い時、表面の浴槽や他の衣類による擦れ等による色落ちを防ぐ事ができます。

濃い色の服は天日干しすると太陽光が強く当たっている部分の色が抜ける事があります。
風通しの良い日陰干しで！

なんか無駄に長く。。。伝えたい事が上手く表現できていないような気がしますが。。。

なが～い記事になってしまいましたので今日はこの辺で。。。

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