

おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友 眞吾です
夏に差し掛かり、汗染みや汗による変色、脱色のご相談が増えて来ましたので汗についてご説明とご紹介です。
脇の汗シミが出てしまうって男性より女性のほうが圧倒的に多いんです。
男性は夏でもジャケットやスーツを着る際、袖のあるシャツを着ます。
シャツを着ることで汗を吸い取り、濡れるほど汗をかけば浸透しますがある程度は付着を防いでくれます。
スーツを着る方だと、汗取り用にランニングシャツなど着られる方もいらっしゃいますね。
女性は・・・タンクトップにジャケットとか袖のない服にジャケットなどのスタイルで着られる方がとても多く、
脇の汗をジャケットがそのまま吸い込んでいるんです。
ワンピースも同じく、直接肌に触れる部分は汗が付着しますから・・・
夏場は男性より女性のほうが肌の露出が大きい服を着る分、汗が直接付いてしまうんですね。
今回はコートですが脇に汗染みが出ています。
赤っぽく輪シミになっており、わかりやすかったのでご紹介させて頂いております。
最近は冬場でもノースリーブにジャケットやコートって着られる方も多く、外は寒くても建物の中は暖房が効いていますので冬場でも汗染みが出てしまったというご相談はとても多いんです。
ということで、汗染み修復ですが・・・
画像を見て・・・どうしてこんな状態のシミになっているのか・・・シミ抜きで取れるのかどうか・・・わかりますか??
過去に似たようなご説明させて頂いていますがわかりやすい事例がありましたのでこの辺りも含めご紹介させていただきます^^


コートの色は茶系です。
茶系にピンクっぽいシミが出ていますが・・・
これは色抜けなんですね。
だから、シミ抜きで「抜く」のではなく、抜けてしまった色を「入れる」と言う作業になるんです。
汗染みのご相談でお話をお聞きすると、シミではなく色が抜けていると言う事がとても多く、シミなのか脱色なのか判断が難しいようです。
色って赤青黄色の3色から作られていますので、そのその中の一部の色が抜けると当然色が変化するんです。
擦れたり擦れたりして色が抜ける場合白っぽくなることが多いのですが、汗が付着し酸化変色して色が抜ける場合、紫外線により色が分解され抜けていく場合は、抜けやすいい色、分解されやすい色から少しずつ抜けていきます。
基本的に染料の場合は青系の色が分解、脱色されやすいので、
赤っぽくなったりオレンジっぽくなったりしている場合は色が抜けている事が多くなります。
よくあるのが紺、黒系の服の衿、脇などが赤っぽくなるなりますよね。これは全て色抜けです。
紺、黒などに例えば赤いシミが付いても基本赤にななりません。
口紅とかペンキとか、色そのものが繊維の上に乗る場合はその色のシミになりますが繊維に染み込む場合は服の色とシミの色が混色されますので基本、本体の色より薄いシミが付くということはないんですね。
今回のコートを見てみると元の色は茶系です。赤青黄色から作られていますので、その中の青が抜けると残る色は黄色と赤になりますので赤っぽく変化したりオレンジっぽく変化したりするんです。
これを治していく場合は本体の色と変化している色を見比べて・・・
何色と何色を入れていくと本体の色に近づいていくか?って感じで抜けた色だけを入れなおして元の色に直していきます。
よく、お客様ご自身で近い色の何かを塗って直そうと試みる・・・って方いらっしゃいますが、今回のように一部の色だけが抜け変化している場合はたとえ本体と同じ色を塗っても染めても直ることはないんです。
今回の場合、主に青系の色が抜けているわけですが、色を見ると赤っぽくなっています。
赤と黄色が残っていますので、同じ色で直していくと赤と黄色が多くなりすぎてしまいまた他の色へと変化していくんです。
抜けた色のみを補色して元の色に直していく(補正)ので、この作業を色補正と言います。
まぁ・・・私はお客様にわかりやすく説明するため部分染色と言っていますが・・・。
色が抜けた部分の繊維の状態、繊維の織りにより綺麗に直せるかどうかが変わってきます。
汗などで繊維の酸化が進んでいると繊維の傷みにより染料が弾かれ染まらなかったり、シミが付いたと濡れタオルなどでこすってしまうと表面が毛羽立ったりスレたり繊維の目が潰れたりしてしまうため、表面変化は直せませんので色、光沢の違和感など残ってしまいます。
夏物衣料で汗の酸化とともに色が抜けている場合、汗の変色+色抜けとなっている場合があります。
特に明るい色の場合、色が抜けているのか、酸化黄変しているのか、両方が出ているのか見た目でわからない状態のものもあります。
例えば黄緑色の服の場合、黄色に青を入れると黄緑色になります。
青系の色が抜けると黄色くなるわけですが、この黄色が色抜けなのか、酸化黄変なのか・・・って感じで判断が難しい事もあります。
こんな場合はまずシミ抜きで酸化黄変を取ってみる。するとそのまま元の色に戻るもの、黄ばんだままのものとあります。
色を抜かないように変色をまず取り、色まで抜けていたら色を入れて直していく、と言う作業になります。
かかる手間がそのまま金額となっていきますので・・・結構高額(染み抜き+部分染色代金)になってしまいます。
色抜けは抜け方が服によりまちまちでキレイに直るものもあれば多少違和感や色抜け跡が残ってしまうものもあります。
線状にくっきり抜けているものや広範囲のもの、塩素系の脱色などで手間がかりすぎる場合、お受けできないこともあります。
70センチ程度離れてみて分からない程度、を基準とさせていただきます。
◆◇◆◇◆◇ 紹介している画像は、同じような状態でお悩みの方の
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◇◆◇◆◇◆ 参考になります様に独断で掲載させて頂いております
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