【洗い指定以外の工程に伴う保証について】

復元洗い等、洗い指定以外の工程を含む処理についてはクリーニングの保証対象外となります。
生地が耐え切れず溶けてしまったり、直せないほど変形してしまう等、
想定外の不具合が出てしまった場合は代金は頂かずご返品にはさせて頂いていますが、
弁償等の保証は一切できません。 それぞれ詳しく説明させて頂きますのでご了承願います。

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ウールジャケットに付いたペンキ~シミ抜き~

ウールジャケットに付いたペンキ~シミ抜き~ウールジャケットに付いたペンキ~シミ抜き~ウールジャケットに付いたペンキ~シミ抜き~

おしゃれ工房You友(ゆーゆう) 店主 大友 眞吾です。

お盆休みに書き溜めたブログ記事もそろそろネタ切れとなり・・・
毎日ではなく2~3にちおきに更新していけばよかったかなぁっとなんて思ったりしています。

でもせっかくまた更新を続けていますので、がんばって更新をしていきたいと思っています!(できるかなぁ・・・汗)

今回はペンキのシミ抜きです。
ウールのジャケットに外壁塗装のペンキが付いてしまったとの事。

外壁塗装のペンキは硬化してしまうと簡単には取れてくれないものが多くなります。
外壁塗装でも、皮革など革を塗装するものも一言で言えば同じ顔料と言う塗料です。

色の付いた粒子を樹脂(接着剤)で貼り付けて固め色をコーティングするように表面に乗せ固着させていきます。
色の粒子とは簡単に言えば細かく砕かれた色の付いた石のようなもので、粒子の大きさも用途に合わせて大小様々。

樹脂(接着剤)はバインダーとも呼ばれますが同じ物で、これもガチガチに固くなるものから柔らかい物、弾力のあるもの、ゴムのように伸びるものなど色々とあります。

皮革などに使う場合、弾力のある柔らかい物を使わないと塗装したあと表面がぱりぱりした風合いになったり、
使っているうちにひび割れが起きたりしてしまいます。

柔らかい分、接着力も弱くなり、固くならないようにと樹脂を減らすと簡単に剥がれてきたりします。
塗装の仕方にも密着を良くする、風合いを重視するなど色々とあり、塗装方法、樹脂選びがとても大切になります。

外壁塗装用は、どんなにガチガチに固まってもOK、と言うかコンクリートなど固い面へ塗装していきますので固いものなどが当たっても剥がれない硬化したしっかりとした固着が必要になります。

実際、外壁用のペンキで塗装されたものは雨ざらし日ざらしの中で何年も色褪せないし剥がれてきません。

その外壁用ペンキが服についたらどうでしょう・・・?
と・・・少し考えて頂ければ簡単には取れないということがご理解頂けるのではにでしょうか?

外壁工事などを手がける専門の職人さんも過去に載せたペンキのシミ抜きの記事を読み、

「ペンキなんて服になんかに付いたら絶対取れないと思っていた」

とおっしゃっていました。
ペンキをよく知る職人さんだからこそ、取れるわけがない、と思ったのでしょう。

でも・・・取れるんです。
もちろん、100%どんなものでも取れるというわけでありませんが、かなり取る事ができます!

ということで、ペンキのシミ抜きのご紹介です^^






ウールジャケットに付いたペンキ~シミ抜き~ウールジャケットに付いたペンキ~シミ抜き~ウールジャケットに付いたペンキ~シミ抜き~

当店ではアクリル絵の具(ポスターカラー)が付いてしまったというご相談も多いのですが、
これら絵の具もペンキと同じく顔料になります。

水に溶かして使いますが、中に入れられている樹脂は乾くと不溶性(水に溶けない)になるため、
家庭で頑張って洗ってもまず取れる事はありません。

顔料を貼り付けている樹脂を溶かし除去できなければ絵の具もペンキも取ることはできないんです。
もちろん、漂白剤でも取れることはなく、取れない方法を頑張ってしまうと取れにくくなるため、取らなければいけないものは取れるお店へ何もせず依頼したほうが良いでしょう。

でも、これらのシミって取れるお店はとても少なくなります。
小さなものなら取れるお店でも広範囲になると断られてしまう事も多くなります。

当店には同業者からのご依頼もありますし、遠方の方が浜松に来たからと遊びに寄ってくださる方もいらっしゃいます。
例えばこうした広範囲に付いたペンキのシミなど、

「どうやって取ってるの?」

ペンキに限らずですが聞かれることもよくあります。

ペンキや瞬間接着剤などは勉強しているお店の方なら樹脂の溶かし方などは知っています。
でも、溶かすだけでは取れないわけで、どうやって溶かした樹脂を服から切り離していくか、が問題なんですね。

せっかく溶かしても服の上に樹脂が残っていればまた固まってしまいます。

当店では、これらのシミ抜きを集めようとか考えていたわけではなく、
ブログなどで紹介していくうちにご相談が増え、遠方の方からも宅配で届くようになってきたんです。

何の設備もない状態で取っていくには少し大きいとものすごく手間がかかってしまう作業となります。
なので、専用のシミ抜き台を用意し、シミ抜き機もこうした樹脂のシミ抜き専用に改造し設備を整えていったわけです。

でも、これらのシミって通常のクリーニング店だと出ることはほとんどないはずです。
私はこの仕事を30年やってきていますが、今のYou友を開業する前までは年に数着ご相談があるかどうかぐらいだったと思います。

年に数点出るか出ないかわからないシミ抜きのために何十万もかけての設備は今の御時世だとちょっと無理なのでは、と思います。

設備をしたとは言え、簡単には取れない物は多く、1箇所ずつ時間をかけて樹脂を溶かす、と言う作業からやっていきます。
樹脂を溶かし、溶けたら溶かしだした薬剤を使い樹脂を洗い流しながら強力なバキュームを使い樹脂を吸い取るようにして服から外していきます。

服の色を抜かないように、生地を傷めないようにやっていきますので今回のように広範囲だとかなり手間がかかります。

学生服に付いたアクリル絵の具は設備があるため比較的簡単に取れるものが多くなりますが、
今までお受けしたほとんどの物がかなり広範囲・・・

ペンキや接着剤のシミ抜きは目安として1箇所2000円~3000円になります。
今回のジャケットくらいの範囲になると10000円~12000円くらいにはなってしまうと思います。

学生服は出来る限り金額を抑えてやらせて頂いておりますが、
広範囲に何十箇所と付いてしまっていると5000円程度はかかってしまいます、と言うか・・・
5000円(税抜き)を以内でやらせて頂きます、とお受けする事がほとんどです。

もちろん、小さなしみ数カ所で簡単に取れるものであれば1000円~位でできるものもあります。

あとは・・・お見積り等ご相談ください。



      紹介している画像は、同じような状態でお悩みの方の  
      参考になります様に独断で掲載させて頂いております  

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      お手数ですが youyuu@or.tv までご連絡願います 



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