おしゃれ工房You友(ゆーゆう) 大友 眞吾です。
ご紹介したい事例やこんな事もできるんですよぉって事をもっともっとお伝えしなければって思いながら、
ブログの更新がなかなかできずで・・・
夏休みですので続けてご紹介させて頂きたいと思います^^
エルメスガーデンパーティーです。
ご相談がとても多い人気のあるバックです。
ガーディンパーティーに限らず、服の色がバックに移ってしまったというご相談はとても多くあります。
でも、生地部分に付いたシミや汚れって取ってくれるお店はかなり少なく、特に色移りは断られることも多いようです。
今回はデパートに入っている専門店へ持ち込んだところ、断られてしまったけど取れますか?とご相談を頂きました。
エルメスのメーカー元へ相談してもお客様から聞く限り断られるか受けて貰ったとしてもほぼ取れずに帰ってきてしまうようです。
服でも色移りや色滲みはかなり出ており、ご相談も多いのですが、
この染料の色移りは例えばワイドハイターなど漂白剤を使っても取れないんです。
酸素系漂白剤で漂白したけど取れない、とお客様からよくお聞きするのですが、
色柄物に使える漂白剤ですので色をつけている染料は取れないんです。染料が取れたら色柄物には使えませんから・・・
と言うことでエルメスガーデンパーティー、服からの色移りとりです^^
服にしてもバックにしても綺麗に取りきれるもの、薄く残ってしまうものとあります。
服を染めている染料も天然の染料もあれば化学染料もあり顔料もますます。
染料が付いたらこれで取れる!と言う薬剤はなく、天然染料と科学染料、顔料とでは使う薬剤もとる方法も変わります。
染料を溶解する、分解する、本体の色柄に合わせて濃度や温度、PHを考え、バックなどの場合は服と違い丸荒いができるものできないものがあり、できるものでも長い時間水の中に漬け置く事はできないため、色々と工夫しながら取る方法を探していきます。
色が付いたときの条件、状態でも取れ具合は変わってきます。
厚い生地の奥深くまで浸透してしまうと取れにくくなりますし、表面にうっすらと色が乗っている状態なら簡単に取れたりします。
表面に薄く乗った状態なら取れるといっても、取れない方法で何かしらの手を加えてしまうと色が奥まで浸透させてしまうだけになりとても取りにくくなります。
乾いた状態で付いたもの、雨などに濡れた状態で付いたものでは、濡れると染料が水に溶け奥深くまで浸透してしまうためやはり取れにくくなります。
服に付いた色滲みや色移りは当店の場合大きく分けて4種類の方法で取っていきます。
どの方法で取れるかは実際にテストしてみないとお答えは難しく、顔料などが繊維の奥深く入り込んでしまうと取る事ができなくなるものもあります。
このバックのご依頼はかなり多いのですが、ほとんどのバックが底の4つ角の色が剥げていますのでクリーニング後に補色して直しています。
バックの生地部分のシミ抜きは服のシミ抜きの応用となります。
なのでバック作りの職人さん、メーカー元など新品の材料を使い作る側の方はもっていない技術と知識の応用となるわけです。
だから服のシミ抜きが上手なクリーニング店はバックのシミ抜きも上手いと思います^^
平成25年 8月現在参考価格(税抜き)
エルメスガーデンパーティー
クリーニング 15000円~
復元洗い 25000円~
(クリーニング+全体漂白価格。)
色移りは洗いながらのシミ抜きで取れる場合は15000円
洗いながらのシミ抜きで取れない場合、シミ抜き代金はお見積もりさせていただきます。
表面樹脂の黄ばみ黄変は取る事ができません。
◆◇◆◇◆◇ 紹介している画像は、同じような状態でお悩みの方の
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◇◆◇◆◇◆ 参考になります様に独断で掲載させて頂いております
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youyuu@or.tv までご連絡願います
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