

おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 店主 大友眞吾です。
みんなでワイワイ楽しく飲んでいて突如訪れる悲劇・・・バシャーっと・・・ビールが・・・
服なら水洗いをすれば取れるでしょとクリーニング店なら水洗いで受けるけど皮革製品となるとまだまだ扱っているお店は少なく、ブーツなどをクリーニングできるってことを知らない方も多いんです。
革製品って水がついただけでもシミになってしまうこと多いんです。ヴィトンなどに使われているヌメ革なども雨に濡れると濡れた点状に乾いてもシミとして残ってしまったりします。
中には乾けばそのまま何事もなかったかのように戻るものもあります。
雨に濡れて1日程度程度乾かしたけどシミになってしまった・・・とご相談も多くあります。
特に梅雨時は多くなりますが、革って乾燥が遅いので一度水分がしみ込むと完全に乾くまで最低3~4日はかかると思います。
今回のブーツはヌバック。
革製品は動物の皮膚ですが一番上の上皮質を取った下の面を銀面と言います。銀面を取っていくと下から起毛部分が出てきます。
この起毛部分を使った皮革製品をスエードと言います。
スエードをバックスキンと言われる方もいらっしゃいますが、正確には鹿のお尻の革=バックスキンです。
ヌバックというのは銀面部分をペーパーなどで起毛させた皮革。
産毛のような、見た目起毛しているように見えないものから(触った感触が良い)指で触ると毛並みの変化で色が変わったように見えるものまで様々。
このタイプは水がつくと即浸透するため撥水加工が効果的でとてもよく効きます。
ムートンブーツも良く水シミになりますがこちらも撥水加工はとても効果的でよく効きます^^
という事でヌバックブーツクリーニングです!


お酒って服によく付くシミで、ホテルや飲食店様から取れなくて困っているといったご相談は多いんです。
服についたとしても、小さな箇所なら染み抜きで取っていけますが広範囲となると丸ごと水洗いすることに。
丸ごと水洗いとなるとスーツやコート、シルクやレーヨンなど水洗いが難しい素材になると取れないと言われてしまうことも多くなります。
水洗いって家庭でもできるので簡単にできるって思われている方もいらっしゃいますが・・・
水洗いをすると縮み変形、風合いの変化も伴うため、元通りに仕上げ修復をしてく技術が必要なんです。
これが結構難しく、水洗いに取り組み、仕上げが難しくクレームになりなどもあり・・・水洗いをやめるお店も多いんです。
家庭で自分の服を水洗いして多少変化や変形が出ても着られれば気にしないって型多いのですが、これがクリーニング店へ依頼したとなると即クレームになってしまうんですね。
だからリスクは避けるようにと無理しない、危なそうなものは触らない、断る、になるわけです。
革は動物から取ったあと、カビたり雑菌が繁殖しないようすぐに塩漬けされます。
なめし入れなど加工をする際、この塩を水で洗い流していきますので、革は必ず水洗いをされています。
なので、革は水洗いができるんです!!って言いたいところですが・・・革用の洗い方をしないとカチカチに硬くなったり縮んだりなど不具合でてしまいます・・・
革用の洗剤、革用柔軟剤やオイル入れなどしてできる限り風合いも変わらぬようにと洗っていくわけですが、それでも革の種類、加工のされ方により風合いの変化は少なからず出てしまいます。
服でも革でも水洗いは風合いの変化が出やすいってことですが、革製品ってブーツも同じですが洗うことを前提として作られていないところが怖い所。
服ならドライクリーニング、水洗い両方で洗える服って結構あるのですが、洗うことを前提として作られていない物、特に皮革製品は見えない内側部分など接着で貼り付けられていたり、経時劣化素材(4~5年で寿命が来る)物が使われていたりなど・・・
洗ったら剥がれた、溶けた、しみになったなど出てしまうリスクは服より高くなります。
http://yuuyuu.hamazo.tv/e4745470.html
上の記事はおそらく数千足以上は洗っているお店で起きた事故。
見えない内側に貼り付けられていた経時劣化素材が水浴で洗った途端に溶け表側まで染みだしてしまった物。
メーカー元は洗ったら無理でしょう、というのですが、これ、突然の雨でびしょ濡れになったら同じ状態になったはず。
表側を見て、テストとかしてもわからないから、丸洗いできるお店へ依頼してしまったら必ず起きてしまった事故でしょう。
さて、ビールのシミですが、ビールのシミ、水シミだけなら水洗いすることでほぼ取れると思います。
ただし、水分がかかり表面につけてある色が溶けて動き輪シミになったりしていると簡単には取れない・・・
革製品にはこれ、結構あります。洗うことを前提にしていない、特に水洗いをすることは想定されていないんです。
色’(染料)が水分で溶け出した場合、洗うと悪化するだけになる可能性もあります。
この辺りはメーカー元がどのように作っているか、になります。見えない部分などは事故にならなきゃわからない・・・
キャンパス地のフチ周りに革が付けられているものとか、家庭で洗ったら革の色が滲み出たって事故はかなりありますが、これも同じく革の線量が水に溶けて滲んでいます。
革の染料が動いてしまった場合、最悪色を抜いていくしかないのですが、すると同じ色でもう一度染め直さなくてはいけない。
色を抜くと言っても綺麗に抜けきるわけではありません。
所々抜けずに残ったりなどムラになることも多いんです。
だからこうなってしまうと新品時と同じ状態に戻す、と言うのはかなり難しくなります。
そしてメチャクチャ大変な作業になります・・・
なので、濃い目の色で染め変えをしていくなど、どうやって行くかはお客様とご相談をして決めていきます。
今回は水洗いすることで綺麗に取ることが出来ました^^
当店では、皮革製品の場合はカビが繁殖しやすいため、カビなどの菌がしっかり除去できるよう殺菌洗いをしています。
カビの菌は常に空気中に浮遊しており、繁殖できる環境が整うと生えていきます。
繁殖しやすい環境とは温度、水分、栄養素なのですが、皮革は水分を吸着すると乾きにくく、なにより革そのものが栄養素となるため、皮革ってカビが繁殖しやすいんです。
靴、ブーツはカビだけではなく知れば恐ろしくて履けなくなるほどの雑菌も繁殖していくため、必ず殺菌洗いをしていきます。
別メニューの消臭殺菌は洗い工程の前段階で1足ずつかなり強力にニオイ分解、殺菌をしていきます。
お酒のシミは果実酒の場合(ワインなど)色素が洗うだけでは取れずに残るため洗うだけでは取れない物もありその場合は染み抜きをしていくことになりますのでクリーニング代金+染み抜き代金となります。
ビールや日本酒、水シミは洗うだけでほぼ取れると思います。アグのムートンブーツなどはかなり綺麗になります^^
ヌメ、アニリン染めのヌメ、染料染め皮革は水シミでも取れない事があります。
参考価格(税抜き) クリーニング(殺菌洗い)+皮革お手入れ(皮革柔軟加工、ワックス入れなど)
今回のヌバックショーツブーツ ビールのシミ参考価格 6000円
その他参考価格
ショートブーツ 4500円~
ロングブーツ 5000円~
ムートンブーツ 4500円~
プラチナ加工 2500円~
(撥水・防虫・抗菌・防カビ)
消臭殺菌 +1500円~ロング+2500円
(ひどくカビが生えたりニオイが強い場合にオススメ)
染め直し、部分染めはお見積りとなります。
◆◇◆◇◆◇ 紹介している画像は、同じような状態でお悩みの方の
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◇◆◇◆◇◆ 参考になります様に独断で掲載させて頂いております
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◆◇◆◇◆◇ 掲載に関して不都合な事がございましたら
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◇◆◇◆◇◆ お手数ですが
youyuu@or.tv までご連絡願います
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