
ウールとアンゴラ混紡のカーディガン^^
全体的に少し
縮みが出ていて、袖は少しねじれながら
縮んでいました。
特に前立ての部分は平らにならずぼこぼこした状態。
(←クリックで拡大します)
全体的に少し縮んでる程度で、着た時窮屈でなければさほど問題なく着れてしまいます。
ニット製品はタンブラー乾燥させるとほとんどのものに多少の縮みや変形が出ます。
出ないようにするには
自然乾燥させるのが一番ですが・・・

干す手間と乾燥に時間がかかる、

ハンガーで干すと肩が伸びてしまうのでそれを直す・・・という手間がかかってしまいます。
当店はその
手間をかけて自然乾燥しているので縮みや変形が出ないのです
タンブラー乾燥させたカーディガンの場合、前立ての部分のみかなり縮んでしまい、
写真のようにぼこぼこになってしまうものあります。
カーディガンを着られる方はあるある!って今思いませんでした??(笑)
どうしてなんでしょう? 原因は裏返しにするとわかります^^

カーディガンはボタンをはめたりはずしたりするので
部分的に負荷がかかります。
デリケートなニット、アンゴラやカシミヤ、アルパカ等は、
簡単に糸が切れたり伸びたりしてしまいます。
そのため、前立ての部分の裏に、こうしたテープが
縫い付けられたりしています。(クリックで拡大)
ただ、このテープ・・・
縮むのです

水に入れただけで縮むものもあります。 タンブラー乾燥させるとほぼ確実に縮みます。
クリーニング店での乾燥はタンブラー乾燥させる事も多いため
その縮みを手直しするクリーニング店以外では縮んだまま帰ってきます。
ニット部分とテープ部分では素材が違うので縮み幅も違います。
テープが極端に縮んでしまうと写真のカーディガンのようにぼこぼこになってしまいます。
逆にニット部分の方の縮みが激しいと前立てが伸びてしまったように長くなってしまいます。

これは片側だけ伸ばした状態。
下側を揃えて上だけを撮ってみました。
見た目でもかなり長さが違っています。
2~3センチは縮んでいます。

形を見ながらなりよくテープ部分を伸ばしていき
元の長さにあわせてあげるとぼこぼこした部分が
なりよく平らに揃います。
左右の長さを揃えて形を修正して
仕上げ終了です。
(←クリックで拡大します)
お客様自身、「多少前立てにシワがよるなぁ・・・

」って思っていたらしいのですが、
着るに支障がないのであまり気にされていなかったようです
仕上がりを見て、「こんなの直るんだねぇ

」とちょっとびっくりしてました^^
多少の縮みや変形って気にされていないって言うよりは
気がついていない方が多いようです。
でもそれを直してあげると「着易くなった

」と感じる方がかなり多いです。
身なりって結構大事だと思います。
襟や前立てがよれていると毎回クリーニングに出していたとしてもだらしなく見えてしまいますね
縮みや変形が出ているものは極端なものでない限り修正してお渡ししています。
思い当たる服がありましたら一度お試しください^^
着易くなるのも当然ですが、着た時のシルエット

も変わりますよ~♪
#しみ抜き
#クリーニング
#縮み型崩れ直し
#しみぬきゆうゆう