肩パットは・・・

You友 大友 眞吾

2007年03月20日 00:55

今回は肩パットのお話など^^

セーターやカーディガンをクリーニングに出す時、
肩パットがついていたら、縫い付けられているか
写真のようにマジックテープで貼られているか
確認してみてください^^

マジックテープが縫われずに、接着テープで貼られている物だと
接着剤がドライクリーニング溶剤で溶けて剥がれてしまいます。
水洗いなら数回洗っても剥がれることはありません。

ドライクリーニングって石油系の溶剤で洗うんです。
ドライ用洗剤使って水洗いするわけではありません。

石油系溶剤はプラスティックを溶かしたり接着剤を溶かしたりするんです。
服やボタンに飾りが貼り付けられてる物をクリーニングに出すと、
飾りが取れてなくなるのも接着剤を溶かしちゃうからなんです。

パットが付いていたはずなのに無くなっていたというのも洗ってるうちにパットが取れてしまい、
どの服についていたかわからなくなるからです。
個人店ならマジックテープが付いてる服を探せばわかるかもしれませんが・・・
パットを外してからクリーニングに出されてる方も多く、
どの服に付いていたのかわからなくなってしまう事が多いんです。

当店では洗う前に肩をつまんでパットを確認してから洗っています。
付いているものはマジックテープかどうかを確認して、貼り付けられてるものは
外して洗っています。

パットにマジックテープが縫い付けられてる物は大丈夫ですが、
パットの中身がスポンジの場合、外して洗わないとパットそのものがダメになってしまいます。

中綿がパットにしっかり縫い付けられていないと、パットが中で丸まって団子状態になってしまい、
パットをばらさないと元に戻す事ができない物もあります。
服の内側に縫い付けられてるパットの形が崩れてしまうのも服に淵周りが縫い付けられていなく、
これは仕立てる時の縫われかたの問題です。

肩パットが付いてる物はクリーニングに出す前にパットを外して確認してみてください。
これから冬物をしまう時期に入ります。
セーター、カーディガンに肩パットが付いてるものってかなりあります。
クリーニングに出す前は肩パットを外して出すようにした方がいいと思います

ドライクリーニングがどんなものか知らない方ってたくさんいると思います。
全部ではないですが、のりで貼り付けられてるものはドライクリーニングすると剥がれる!
そう思っていたほうが間違いないと思います^^

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