クリーニング参考価格
ウールコートクリーニング 4000円~
ブランド品は+50%~100%
今回のコート参考価格 8000円(税込み8800円)
(クリーニング+しみ抜き)
洗いながらのシミ抜きでできる限り落としていきます、とお受けしています。
洗いながらのしみ抜きで落ちないシミは別途代金がかかります。
おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友 眞吾です。
YUKI TORII(ユキ トリイ)のウールコートです。
最近相談で増えてきたなぁって感じているのがこんな感じの汚れのご相談。
毎年クリーニングに出しているのにどんどん汚れがひどくなっていく・・・そんなご相談が多いなぁって感じています。
クリーニングのタグが付いたまま宅配で届く服も多いんです。
ブランド品の場合だとソフト洗いなど高いコースへ依頼した事がわかるラベルがそのまま付いています。
このコートは膝丈くらいでそれほど長くないのですが、それでもしゃがんだりしたとき地面に当たってしまったりするため汚れてしまいます。
ロングコートやロングスカート、ロングワンピースなどは表側だけじゃなく内側も真っ黒になっているって結構あります。
階段の上り下りする時、内側に階段が当たるからですね。
これらの汚れもこのコート同様、クリーニングに出しても落ち切らず蓄積していく汚れです。
使っているんだから汚れていくのは仕方ないって考えている方も多いと思いますが、綺麗にできる服はたくさんあります。
このコートも「また着られる!」って喜んでもらえましたから^^
ソフトに洗う=汚れ落ちが悪いんです
画像は・・・初、GIFです(笑)
ソフト洗いなど高いコースへ出しているのに綺麗にならないって言われるお客様は多いんです。
お客様としては丁寧に洗ってもらい汚れも落としてもらいたいから高いコースへ出しますよね。
でも、ソフトに洗うってことは、汚れ落ちも悪いってことになるんです。
例えば子供の体操服など、汚れがひどい服を洗濯機のソフト洗いコースで洗ったら・・・綺麗になると思いますか??
奮発して購入した服だから、洗浄力の低い中性洗剤を使いソフトに洗うって皆さんやっていると思いますが、洗濯機に入れて洗うだけで汚れ落ちているかな??
クリーニング店も全く同じで、ソフトに洗うってことは風合いや質感の変化は出にくくなるけど汚れ落ちはとても悪い洗い方法になります。
だから、ソフトに洗っても綺麗に洗いあげるには、汚れている部分はしみ抜きする、ブラシ掛けして汚れを落とす。
高いコースというのが手間をかけて洗ってくれるのか、単純にソフトに洗うだけなのかの見極めが大事。
依頼してみないと仕事はわからないから、金額が高いから安心ではなく、実際の仕上がりを見て金額に見合った仕上がりかどうかの確認は大切です。
見えない程度の汚れが蓄積することで見えるようになる
袖口です。
今回は内側ではなく外側もかなり黒ずんでいました。
皮膚にこすれる部分の汚れは汗と皮脂、外側は汗や皮脂はつかないので単純に着てるときに付いた汚れです。
袖口は汚れやすい部分。
今回の黒ずみはクリーニングしても落ち切らない汚れの蓄積。
最初は汚れが見えない程度の汚れでもそれが2年、3年と蓄積していく事で汚れが目に見えるようになってきます。
ほんのりと黒ずみが見えますが、一度蓄積させてしまうと落ち切らなくなってしまう部分が出てきます。
クリーニングに依頼する場合は使ったシーズン中に付いた汚れはしまう前に確実に落としてもらう。
目に見えていなくても衿や袖口など確実に汚れが付着する部分は変色が出ないよう予防をする。
病気の治療方法として「予防に勝る治療はない!」と言われますが、これは服でも同じですね。
こちらは後ろ裾部分。
表面、裏面とも黒ずんでいた部分です。
こうした汚れはみんな同じように汚れるのではなく環境によりつく汚れも汚れ方も変わってきます。
仕事で外をよく歩く人のエリは汗、黒ずみは排気ガスによる汚れがかなり付着しますし、ズボンは汗により太もも部分など色が抜け変色したりもします。
汗にならない屋内で着る服は皮脂が多くつきますし、女性の方に多いのがデスクワークの場合スカートの後ろ側に強い座りシワが付いて伸ばせないなどもあります。
事務作業でよく書き物をする仕事の方は両袖の下側が真っ黒になるし、車によく乗られる方はシートベルトの跡が服に付いたり、Yシャツなどは毎回こすれる場所が同じなので洗うとシートベルト当たってる部分から破れたりすこともあります。
よく、〇〇の洗剤がよく落ちるとか書かれているの見かけますが、付いた汚れに対して合った洗剤を使うのが一番綺麗になります。
小さなお子さんがいる家庭なら、親も食べこぼしの染みがつくだろうし、泥だらけになった体操服など洗ったりもします。
大人だけの家庭だと汚れやシミはほとんどつかなくなるし泥汚れも付くことありませんから、使う洗剤や洗い方も変わって当たり前です。
自分の服にはどんな汚れが付きやすい?目立たないけど落としてほしいシミや汚れ、気になる部分などは自分にしかわかりませんから・・・
大切にしている服は依頼時に受付でしてほしい仕事を伝えることはとても大事です。
お店側は言ってもらわないとわかりませんから。
ウールコートを綺麗にクリーニング!まとめ
ウールだから水洗いを簡単にすることができませんし家庭では洗えません。
今回は袖や衿などピンポイントで汚れてひどい部分は超音波しみ抜きで、広範囲はブラシ掛けをしてほぼ丸ごと一枚全体をしみ抜きする形で洗っています。
エリや袖口は水性のしみ抜き剤を使いながら汗と皮脂を落とし、変色が出ないよう予防しながら洗っています。
今の時代、安価な服ならある程度使ったら買い替えるって使い方される方も多いと思いますが、奮発して買われた服や思いのこもった大切な服もあります。
金額と品質はある程度比例していきます。
物販の場合は安くても同じものを手に入れることができますが、クリーニングという仕事は形がありません。
会社、仕事をする人次第で洗い上がりも仕上がりもすべて違い同じものはありません。
この服はこうしてもらいたいって求める仕事を得意とするお店へ依頼することができたら・・・
とても満足度の高い仕事をしてもらうことができると思います^^