ジャケット・スーツクリーニング参考価格(令和元年 11月現在・税抜き)
ジャケットクリーニング 1800円~
スーツクリーニング 2800円~
スーツベスト 1200円~
フルオーダー品、高級ブランド品は+50%~100%
シルク・カシミヤなど高級素材は+50%~100%
ウェットクリーニングは+100%~
カシミヤ、シルクなど素材によって金額が変わります。
素材、デザインにより全体ウェットができないお洋服もあります。
その場合は脇、衿などシミ抜きにて皮脂、汗除去ができますので、しまう前のクリーニングで変色が出たりするのが心配なお洋服はご相談ください。
ワキガなどのニオイ取りはたとえ水洗いをしても洗うだけではニオイはかなり残ってしまいますのでご相談ください。
メールでのご相談は多くなりすぎてしまいすべての拝読、お返事ができない状況が続いております。
お電話でのご相談の方が確実です。
ご相談は先にメールで画像をお送り頂いた後、お電話頂けるとより詳しくお話ができます。
おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友 眞吾です。
今回はオーダーで作ったばかりの三つ組みスーツにワインを掛けられてしまったとのご相談。
実は当店の前にお客様が相談したのはオーダーして作ってもらったお店。
クリーニングに依頼しても取れなくて、どうしても困ると最後に相談するのは購入したお店なんですよね。
英国屋さんとの出会い同じような相談からでした。
初めての着用時に大量にお茶をこぼしてしまい、そのシミが取れないと困り仕立ててもらった英国屋へ相談されたとの事。
相談を受けた担当の方が宅配で某有名店へ送ったけど代金はかかりシミは取れず・・・
当店がお世話になっているブティックでも困っていることをお客様が相談され、そのお店から当店へご依頼されシミを取らせて頂きました。
シミが取れたことをお客様が喜んでそのスーツを着て英国屋さんへ報告!で、そのスーツを見て店長が当店へあいさつに着てくださったのが英国屋さんとの最初の出会いでした。
お客様には宅配で送る事、見積書を見せて最善を尽くすけど取れなくても手間はかかるので代金はかかることを了解いただき送ったけど、かなり高額な代金がかかったにもかかわらずシミはほとんど取れなかったからずっと気がかりで・・・っと心中のお話をして下さったんです。
お客様の服への思い入れだけではなく、事故品を出してしまった業者から等、色々な思いや願いが一緒に届いています。
いつものことながら書こうと思っていた話がどんどん変わっていく・・・(滝汗)
今回は画像の通り、スーツクリーニングですがワインをこぼしたけどシミにはなっていない状態。
ワインだから、あとで浮き出てくると困るから・・・という事で水洗いを9していきました。
じゃぁ、こんな時汗取りドライなど、水洗いをしないで水溶性の汚れを取るクリーニングで大丈夫なのか・・・
お客様からも要聞かれるので、すが当店は汗取りドライをやっていないんです。
ドライクリーニングによる汗取りの方法と当店が受けていない理由などを今は書こうと思っています!
書きながら変わっていくので自分でも何書くかわからない・・・(汗)
水洗いとドライクリーニング(以下ドライとします)の違いは水で洗うのか石油系の溶剤で洗うかの違いです。
例えば服に付いた油シミを水で叩く、揉んでも油に弾かれるため取れないんです。
水と油は混じりあう事がないのですが、これに洗剤(界面活性剤)を入れることで混じりあい、洗い流すことで混じりあった油も一緒に洗い流せるようになるんです。
これ以上の無ずかしい話は・・・飛ばします。(難しい事はわかりません・・・)
ドライ溶剤には水は一切入っていないのでドライクリーニングは水溶性の汚れは全く取れないんです。汗をかいたからクリーニング!って依頼してもドライで洗ってる場合、汗は付着したまま帰ってくるから、脇が黄ばんだりします。
そこに水溶性の汚れ落ちが良くなる洗剤を入れ水溶性の汚れを落とそう!って洗っているのが汗取りドライです。
じゃぁ、どの程度落ちているのかは・・・使う洗剤の種類と濃度管理などにより変わってくるし目には見えないのでお店により違います。
ただ、油汚れが付いた服を洗剤入れて洗っても落ち切らずに残るのと同じように、ドライに洗剤を入れて洗っても取り切れずに残るんですね。
実際、お茶やコーヒー、ワインなどのシミが付いてしまった服を水溶性の汚れが落ちるドライで洗ってもシミがm、言えなくなることもないんです。
当店がドライによる汗取りなどをやっていない理由の一つはここにあります。
汗による変色が出ないようにしまい洗いしたいのに、変色が出る可能性がある洗い方なならやめよう。
油性系の汚れならドライ、水溶性の汚れなら水洗いで取っていくのが一番確実な方法だからです。
まだまだ理由貼ります。例えば服を色づけている染料って水溶性だから、繊維からすると水溶性の汚れと同じなんです。
インポート製品や和服など、色落ちしやすい服を洗う場合、水溶性の汚れ落ちが良くなると染料も同じように落ちてしまうんです。
色移りや色滲みが出てしまうって事です。
当店の場合、インポート製品など高額衣料のご依頼がとても多いので、ドライならドライの一番良い所を生かした洗い方をしています。
今回はどこに付いたのかわからないワインのシミを除去したいというご相談だったので、三つ組みですが全て水洗いしています。
見えないシミは取りようがないので、どこに付いていても洗い流れるように水洗いです。
最初の方の画像のように、汚れてはいないけど汚れやすい部分は蓄積させないようシミ抜きを掛けて落としています。
汚れてから取るのではなく、汚れが目立つ前に落としておく事で皮脂や汗などの変色を予防することができます。
今回はほとんど使われていないスーツですのでソフトな洗い方=汚れ落ちが悪い ので汚れを落とす前処理はとても大切。
このスーツ、水洗いしても縮み変形など変化ほとんど出ていません。
当店の洗い方が上手いから!!!!
って言いたいところなんですが、しっかりとした服作り、仕立てがされているスーツだから何の変化も出すことなくクリーニングができたんです。
例えば、表生地にしても裏生地にしても、内側に使われてい毛芯なども、水を付けただけで色が出たり縮んだりする藻をと使われていたら世界一上手なお店が丁寧に水洗いをしたとしても縮むモノは縮むし色が出るモノは色が出てきてしまいます。
クリーニング店は服の品質ってこういうところから見ています。
地元浜松でもオーダースーツを作るお店は激減していますが、当店のお客様は「IIDAYA」でスーツを作ってる方、多いです。
ちゃんとした服作りがされているって、当たり前のようでとても少なくなってきているんじゃないかな。
しっかりした服作りしているんだなぁって思いながら仕上げたスーツでした^^
書こうと思ってたこと書いたかなぁ・・・(滝汗)