制服クリーニング&シミ抜き事例(令和元年6月29日現在・税抜き)
学生制服・セーラー服上下
2500円
学生ブレザー・セーラー服上
1800円
ズボン
900円
夏セーラー服上
1200円
ヒダスカート
1200円
汚れが酷くシミ抜き・2度洗いが必要な場合、+50%~が目安
ペンキ・接着剤などのシミはお見積となります。
おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友 眞吾です。
色々な制服、仕事着などのご相談が続いてありましたので制服クリーニングです。
シーズンオフにあるご相談は、学生服の場合だと汚れ、着用するシーズン中だと絵の具とかペンキ、接着剤が多いかな。
会社の制服とか、白衣系になるとボールペンなどインクの染み、家庭で洗える服の場合だとボールペンと一緒に洗ってしまったというご相談。
あと、臭いも多いですね。着用中に付く皮脂の臭いと体質なのででしょうがないのですがワキガの臭い。
ニオイは基本水洗いしないと取れないのですが、ドライクリーニングしないと取れにくいニオイもある・・・
インクも取れるモノ、薄くしかできないモノ、取れないモノとありほんと色々です。
全てかいていくと大作になるので・・・(汗)
学生服はとにかく3年間着させなければいけない!!
家庭で洗える制服も多くあると思いますが、しまう前の洗いはとにかく綺麗にしたいですよね。
汚れが残っていると次シーズンまでに嫌な臭いも出てくる・・・
画像のように衿とか袖口など洗うだけでは落ちない皮脂汚れが繊維にめり込むと取れないってよくあると思います。
皮脂は油性系の汚れですが、単純な脂ではなく体から分泌される成分、水分がもまれながら入り混じって固まった状態なので水洗いではかなり取れにくく、ドライクリーニングでも洗うだけでは落ち切らない汚れなんです。
女の子の制服の場合は白いラインも黄ばんだり黒ずんでいたら気になる所ですよね。
あと、「NIKKE」ってある首元のロゴタグも真っ黒になっていたら汚れた感があって嫌ですよね。
私の子供が学生の頃って、制服はクリーニング店へ依頼するって家庭が多かったんです。
3年間使うんだからって一番考えていたのはクリーニング店じゃないかな。
クリーニングするのは衣替えと年末で年2回、3年間で6回位が多かったんじゃないかな。
新陳代謝が激しい若い子だから、外側の汚れだけじゃなく内側に付く汗や皮脂独特のニオイ、ワキガ体質の子もいるから、一年間の溜まったいろんな汚れを一回のご依頼の中でとにかく落としていく。
メーカーロゴタグも白線も、汚れは目に見えていなくても染み抜き掛けて落として行く事で変色黄ばみなど変色も予防でき、綺麗に3年間着させてあげられるんです。
少ない洗い回数で綺麗にしていくから傷みも少ないんです。
いくら安くても綺麗になっていなければ意味がないので・・・
綺麗にしてくれるお店へ依頼できれば服はとても長く綺麗に愛用できるようになります。
という事で、溜まった汚れをできる限り綺麗に落としていく!!制服クリーニングです^^
毎度同じような画像になるので洗い工程は省きます。
白いラインは画像ではよく見えなかったかもしれないけど、白がくすんでいましたが、このラインのある制服は洗いながら超音波でシミ抜きを掛け出来る限り綺麗にしています。
このラインはきっと皆さん、気になっていると思います。
あと、衿元のメーカーロゴ。制服に限らず、この部分は全品しみ抜きかけているんです。
ここが汚れているとなんかhケツっぽい感じがするし・・・
高級ブランド品だったらブランドロゴ、汚れていたら嫌でしょ?
そして衿部分。
家庭で洗っても白く固まった皮脂が繊維にめり込んでいると取り切れずに残ります。
実は以前、衿元だけかなり臭いが・・・ってご相談がありました。
確かに衿だけ何とも言えない臭いがしていました。
3年生でもうすぐ卒業。クリーニングには出しているんだけど・・・
買い替えるわけには行かないし、でも卒業式にこれを着させるのは・・・っとお母さんからご相談いただきました。
この辺りの気持ちはほんとよくわかるんです。
個人店の良い所は、そんな気持ちを聞いたら、臭いを取ろうと思い洗うところなんです。
ただ洗うだけでは取れなくても、取ってあげなきゃって気持ちで洗えば取れるんです。
独特の皮脂臭はどう取っていくか、時には服全体から臭っているモノもあります。
酸っぱいような汗の臭いはどう取っていこうか・・・
って、難しそうに書いているけど、いちいち考えながら洗ってるわけではありませんが(笑)
ウール、ウールが混紡の制服の場合、水洗いすると全体的に細かなシワができます。
シワというより縮れた感じかな。
よく、光沢のあるシルクとかレーヨンなど、クリーニングに出したら光沢が消失したってクレームになる事あるけど、水洗いすると表面が縮れたように、ものすごく細かな凹凸ができるため、張りが無くなりクタクタ感が出たり、光沢もなくなってしまうんです。
直すためには縮れを伸ばすために一通り手仕上げしていくのですが、機械仕上げでは絶対直せないんです。
縫い目、ポケット付近や縫い合わせで厚くなっている部分はまともにアイロン掛けてしまうとテカッてしまいます。
こうした質感、風合い気にされる方、というかこれらを品質として見られる方も多くなってきました。
少し前まで、仕上げでクレームになるってあまりなかったんです。
カシミヤコートなど風合いが壊れた、光沢が亡くなったってってご相談は今年もかなり多く出ています。
制服だって仕上げに一手間掛けるだけでとても綺麗に仕上がるんです。
私は大正時代からクリーニング業を営む家系に生まれました。
私がこの仕事を始めた頃、洗いは機械だけどすすぎは大きな桶3つに水を入れ、一枚ずつすすいで脱水機で絞ろ、次の水で濯いで絞り、仕上げ剤に入れて絞り、屋外で天日干しをしていました。
クリーニングの仕事は手間仕事だって父はよく言っていましたがまさしく手間仕事&重労働でした。
しまう時期になると毛布や布団も数十枚を1点ずつ手作業で同じように洗っていました。
洗った後も毎日干して取り込んで翌日干して・・・3~4日掛けて天日干し乾燥だったから取り込むのも干すのもめっちゃ大変だったなぁ・・・