おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友眞吾です。
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テレビ静岡 てっぺん「ぷらいち」
という事で少し補足説明&家庭洗い応援の過去記事とともに簡単説明ををさせて頂きますね^^
家庭で洗える服ならほとんど綺麗にできちゃいます!
基本洗剤なら中性とアルカリ洗剤、液体、粉末酸素系漂白剤の2種があればOK!
お客様からの相談を聞いていると、服を洗う事って難しく考えすぎちゃっているなぁって思うんです。
初めての打ち合わせの時、ディレクターからシミは付いたら早い方が取れる?洗剤の適量ってどれくらい??など質問がありました。
例えば、髪を洗う時、食器を洗う時やフライパンを洗う時、子供が手を洗う時など、洗う事ってどれも同じなんですよね。
シャンプーして泡が立たなければどうする?フライパンの固まった油はどうする?カレー作った鍋などこびりついていたらどうする??子供が泥だらけで帰ってきたら、泥だらけの手で家に上がろうとした時、手を洗う時どうする??
無意識でやっていることもあるから考えたことないかもしれないけど、皆さん、どうやったら綺麗にできるか服以外の事はちゃんとやっているんです。
およそ、大体、適当・・・もう私の性格そのものの洗い方で十分綺麗にできちゃうんです(笑)
という事で、簡単にYV内容補足しながら書いていきます^^
以下、下線ある部分をクリックして頂くと過去記事が見られますので興味ある事がありましたら過去記事もご覧ください。
このブログでダントツアクセス数が多いのが洗剤の使い方間違っています!って記事。
洗剤の使い方間違っています!
洗剤と漂白剤の役割は違うんですよって10年以上前に投稿した記事です。出てくる洗剤は古すぎ!ですが、何が違うんだろ?って思った方は読んでみてください。
次ページから酸素系漂白によるシミ抜き、ニット手洗い方法や型崩れしない干し方、取れにくいタンパク質系のシミなど、TVの補足と家庭でできる方法の説明です^^
家庭でできるシミ抜き オキシドールとアンモニア
綺麗に洗う順番として、
① 油性系のシミ、汚れを落とす。
② 水溶性の汚れを落とす。
③ 酸素系漂白剤で残ったシミを落とす
この順番で洗って行くことで家庭で洗える服の汚れとシミのほとんどを落とすことができます。
テレ静HPの説明には入っていませんでしたが、いきなりこの染み抜きをするのではなく、食べこぼしなら調理油や肉などの油脂が必ず入っているのでシミになっている部分を台所用洗剤でシミ抜きをして洗う事で油性、水性の汚れを落とすことができます。
付いてすぐなら油性処理をしてから洗うだけでほとんどのシミは取れると思います。
それでも残った場合、オキシドールにアンモニアを少量入れて筆で塗るか広範囲ならフィンガースプレーなど利用して吹き付け、乾くまで放置します。酸素系漂白剤でシミが分解されると目に見えなくなりますが、分解された状態のシミは残っています。取れているわけではないんです。
分解されるモノが多いと結合することがあり、またスプレーすると消えるのですが、繰り返していくと繊維が脆弱し穴が空いたり破れたりすることがあります。オキシドールとアンモニアの成分は界面活性剤(洗剤成分)など余分なモノがほぼ入っていません。
オキシドールの主成分となる過酸化水素は酸素と水に分解されほとんどが消えて無くなり、アンモニアも揮発すれば消えて無くなりますので染み抜き剤の成分により変色など出る可能性はほぼ無いんです。
オキシドールとアンモニアの組み合わせは肌に付けるモノだから一番安全じゃないかなって思っている事。
もう一つは実際に当店でもこの方法はやっています。
劇薬物指定となる高濃度のモノを使用しますが、TVで伝えた方法は当店で実際に使っている濃度が原液状態の濃度とほぼ同じ、色柄物なども2倍程度薄めると実際に使っている濃度とほぼ同じになるので希釈も簡単だからです。
もちろん、当店はプロですのでその他色々とありますが、家庭で使うにあたっては一番簡単で安全、方法も乾くまで放置するだけですので、オキシドールとアンモニアでシミ抜きをご紹介させてもらっています。
衣類用の液体酸素系漂白剤はオキシドールの2倍程度濃い濃度になります。洗剤成分など洗濯に必要なモノも入っている、濃度が濃いなどがあるので、同じように付けたまま放置したりドライヤーなどで熱を掛けると黄色く変色が出たりします。
ニット手洗い方法と型崩れしない干し方
こちらは5年ほど前、PON!に生出演させて頂いた時にご紹介した洗い方と平干し方法です。
ニットは濡れた状態なら手で引っ張って幅出しして乾かす事でサイズを大きくすることができます。
普通に水洗いして固くなり縮んだ場合、直せません!ウールニットなど獣毛品は優しく手洗いしてあげましょう!
家庭でできる血液のシミ抜き!
画像は左から血液が付いた状態、真ん中は洗剤だけで浸け置き洗いした状態、右が酸素系漂白剤で浸け置きして取れた状態。
家庭なら40℃~50℃程度のお湯にアルカリ洗剤と酸素系漂白剤を入れよく溶かしたら30分程度浸け置きすれば取れると思います。
血液は熱を掛けると固まって取れない、と言われますが酸素系漂白剤の分解力の方が強いので浸け置きすれば取れてしまいます。
粉末酸素系漂白剤(過炭酸)を使えば強力。
お子さんの体操服が洗っても黄ばんでるとか、汗になると臭い出してくる服(皮脂汚れの残留)も同じ方法で解決!
おまけ! よく耳にする蛍光増白剤って知ってる?
合成洗剤に入っている蛍光増白剤。暗闇でブラックライト(紫外線)を当てた画像です。
左側は白く光ってますが、右側は光っていません。
蛍光増白剤は紫外線を当てると青白い光を放つので白く見えるんです。
例えば同じ白でも光沢のある綺麗な白に見えるし、素材自体が黄ばんでいる場合は綺麗な生成りになったりオフホワイトの湯な色合いになったりします。
蛍光増白で綺麗な色になっている場合、無蛍光洗剤で洗って行くと蛍光増白剤がどんどん取れて素材自体の色合いが出てきます。
黄ばんでいる場合は黄ばみ、グレーがかったくすんだ色はどんどんくすんでいきます。
この場合、白くしようと漂白しても直る事はなく、蛍光増白剤入りの洗剤で洗って行く事で少しずつ白くなっていきます。
最後に「適量」ですが、洗う服の汚れ具合や水量などで適量が変わってくるので難しいですよね。
目安としては洗剤も漂白剤も水量の0.5%程度が適量と言われています。
これも難しいですよね・・・
洗濯機任せであらう場合はおよその目安で入れて行くしかないと思いますので使用説明書などに記されている水量に対して0.5%を目安に入れて行くしかないと思います。
バケツなどで手洗いする場合は簡単。
洗剤を入れて良くかき回すと泡が出ます。服を入れた時、その泡が無くならなければOK。一気になくなったら一度洗い流すか洗剤を足して泡が残る程度で洗えばOKです。
洗剤も漂白剤も汚れに反応します。
汚れが多ければその分洗剤や漂白剤が必要になるし、足りないと汚れが落ちないどころか逆に汚れが付着(逆汚染)したりします。
って書くとなんか難しい・・・拒否反応が出てしまいますねぇ・・・
例えば髪洗う時、汗になった時って一度目は泡経ちませんね。どうしましょう?
冷えると固まる肉の油。固まると取れにくい油脂・・・どうします??
泡が立たなきゃ一度洗い流して洗い直すと今度は少量でも泡が立ちますね。
汚れに対して洗剤が一度目は足りていない、2度目は汚れがある程度落ちたからちょっとつければ泡が立っています。
冷えると固まる油脂は、すぐに台所用洗剤で洗えば落ちるから、すぐに洗ったりしません?固まって取れなくなったらお湯で油脂を一度溶かしてから洗いません?
カレーなど鍋にこびりついてしまったらお湯入れてしばらく放置したり洗剤入れて放置とかして取りやすくなってから洗ったりしませんか?
手を洗う時だって、汚れを払い落としてから水で洗い流した後、石鹸付けて洗いません?泡が立たなければ石鹸を足すか一度洗い流してからもう一度洗い直しませんか??
洗濯だけが特別ではなく、同じ洗って綺麗にするための「洗う」なんです。
無意識にやっていることもあるので意識はないかもしれませんが、皆さん、ちゃんと洗えています(笑)
まずは白い服をシミも汚れを落として真っ白にしてみましょう。
洗う事に対しての基本って、考え方はみんな同じだと思います^^