ムートンブーツクリーニング参考価格（2018年3月現在・税抜き）
ムートンショートブーツクリーニング 4500円～
クリーニング、オイル入れまで
水シミ、灯油などこぼしてしまったシミがある場合＋1500円～2000円が目安になります。
おしゃれ工房you友（ゆうゆう） 大友眞吾です。
まだ1～2回しか履いていない、新品同様のムートンブーツです。
ムートンブーツの場合、水に濡れると画像のようなシミになってしまいます。
これが単純に水が付いただけのモノであればほぼ取れます。
泥水、雪の溶け水の場合、取り切れないモノもあります。
特に融雪剤がまかれた溶け水が付着して固くなってしまったりしていると改善できないモノもあります。
泥水（水たまりなど）の場合、排気ガスに含まれる鉄分など、水にも油にも溶けない不溶性のモノが繊維の中に入り込んだりすると取れなくなってしまいます。これは服でも同じでバーベキュー、焚火などででる炭なども入り込むと取れなくなってしまいます。
ムートンブーツの場合、基本洗ったりシミ抜きしたりして取れないシミや汚れは残ってしまいます。
実際には水に何が溶け込んでいるのかがわからないので一通りご説明をさせてもらっていますが、ほとんどの物は綺麗にすることができます。
という事で、ムートンブーツ、水シミ除去です＾＾
靴ブーツって、一度クリーニングを依頼されると、同じお客様から続けて違う靴ブーツを依頼されることが多いアイテム。
今でも靴、ブーツなど洗えないって思われている方が圧倒的に多いんじゃないかな。
一番多いご依頼は一度も洗って事無いから洗って欲しいってご依頼。
当店の場合だと、消臭殺菌剤を入れた皮革洗剤で水洗いをした後、革は水分を含んだ状態なら形を形成できるので型崩れを修復し、全て自然乾燥させます。
今の時期でも1週間程度自然乾燥させて完全乾燥させた後、革の種類に応じてワックスを入れて行きます。
油分を入れるのも、粘度のあるワックスを塗り込むモノ、さらっとした油分入れて行くモノ、油分も入れると色が濃くなるモノ、あまり濃くないモノと皮革の種類と表面仕上げ、状態により合わせて入れて行きます。
スレなどで色が剥がれているモノはカラーワックスで色を修復しながらワックスを入れ込んでいきます。
ワックスでは色が入らない表面仕上げになっている場合、染色していくしかないのですが、染色は別途料金がかかってしまいます。
とりあえずはクリーニングとワックス入れまで、改善できないモノ、やっぱり染色までやって欲しいって場合、クリーニングと染色は別工程になりますので、仕上がり後に再度ご依頼頂ければ大丈夫です＾＾
ムートンブーツの場合、基本油分を補給する作業でかなり色は回復します。
濃い色の場合は、色が濃くなる油分を入れて行く事でかなり復活します。
ムートンブーツは、新品時ってほとんど表面に毛羽立ちがありません。
ある程度使っていて側面など擦れる部分、履く時に持つ部分など、少しずつ毛羽立ちしてきます。
毛羽立ちを抑えながら洗い、仕上げ時もパリパリにならないよう油分を入れ込みながら仕上げています。
乾いた後、ブラッシングなどで毛羽立たせなくても触った時、革独特のしっとりした良い質感になるよう仕上げています。
革の傷み、汚れや使用頻度ってお預かりするモノすべて違いますので、このブログでご紹介している方法は、画像でご紹介したモノはもんな工程で洗って仕上げているって事です。
一律の工程ですべてができるわけではありません。
革の種類や状態に合わせて最適な洗い、仕上げをさせて頂いております＾＾
