【洗い指定以外の工程に伴う保証について】

復元洗い等、洗い指定以外の工程を含む処理についてはクリーニングの保証対象外となります。
生地が耐え切れず溶けてしまったり、直せないほど変形してしまう等、
想定外の不具合が出てしまった場合は代金は頂かずご返品にはさせて頂いていますが、
弁償等の保証は一切できません。 それぞれ詳しく説明させて頂きますのでご了承願います。

   平均使用年数表はこちら   保証割合表はこちら

瞬間接着剤のシミ抜き~接着剤と一緒に割れ繊維が切れている状態~

瞬間接着剤のシミ抜き~接着剤と一緒に割れ繊維が切れている状態~瞬間接着剤のシミ抜き~接着剤と一緒に割れ繊維が切れている状態~

接着剤・瞬間接着剤のシミ抜き 参考価格(2015年10月現在・税抜き) 

1平方cm以内
裏側まで浸透していないシミ         5000円~
裏側まで浸透しているシミ           +50%~

ペンキ、接着剤、アクリル絵の具が付いた学生の制服はご相談ください。

大きさ、浸透具合により金額が変わってきます。
接着剤が付着して硬化している際、無理して剥がそうとしたり爪などで強く削り取ろう
として繊維の傷み、削れなどが出ていると、シミが取れたあと傷がそのまま出てきます。

今回のように割れているとそのまま切り傷が残り、修理する場合は別途修理代金がかかります。
かけはぎで綺麗に直す場合、1センチ四方程度の大きさ7000円~が目安、
リフォームでで直す場合は1000円~、修理跡が残ります。

※ 学生服は例外価格でにシミ抜きをお受けしております。
取る事ができますが時間の経過とともに取れにくくなっていきますのでできる限り早くご依頼ください。


瞬間接着剤のシミ抜き~接着剤と一緒に割れ繊維が切れている状態~瞬間接着剤のシミ抜き~接着剤と一緒に割れ繊維が切れている状態~

おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友眞吾です。

このブログでは、当店クリーニング店なので、「クリーニング店ならでは」とかクリーニング店にしかできない」
こんな感じで書いていたりしますが、先日お電話で当店のブログを見てご相談を頂いたお客様から・・・

クリーニング店ならできるって事で何軒も相談してみたけど全部断られました・・・と(滝汗)
返すお言葉も無いのですが・・・できるとしたらクリーニング店と言うのはおそらく間違えないんです。

今回の接着剤のシミも、取れるとしたらクリーニング店だけだと思います。
ペンキでも、接着剤でも服についたら取ることはできない、と言われます。

外壁塗装などペンキを扱う専門家の方も、服についたらもう取れないと思っていたとびっくりされていましたが、
ほとんどのペンキ、接着剤は取る事ができます。ただし、食べこぼしのシミのように簡単には取れませんが・・・

取れるお店と取れないお店が当然有り、このタイプのシミは取れるお店のほうが圧倒的に少ないのですが、
できるとしたらシミ抜き技術に長けているクリーニング店だけなんです。

という事で接着剤のシミ抜きですが、革製品の修復ご紹介などでよく他店で手を付けられたものはお受けできないかもしれない・・・とブログでも書かせていただいています。

今回は他店で手付けられたものではないと思いますが、接着剤が染みこんだ部分を見ると割れています。
接着剤は取れるお店がとても少ないことからよくご依頼されるのですが、時折今回のように割れています。

接着剤が裏側まで浸透しているとがちがちになり折れ曲げると生地とともに割れ、
接着剤が取れると切り傷のように繊維は切れています。

シミ抜き依頼した際、無理やり取ろうとされ表面が削られていると、返品時は接着剤が残っているので気が付かないのですが、生地が接着剤とともに削り取られていて、取れると繊維の表面がなくなっていて色が変わっていたり表面の荒れが傷のように出てきます。

今回は表と裏ほぼ同じ形で接着剤が浸透して固まっています。表面は取ろうとした跡も見受けられます。
手つけていない裏側と取ろうとした跡が見受けられる表側の表面変化、今回はどんな感じになっているのか・・・

お客様から、何もしなければよかった、最初から当店へ依頼していればよかったってよく言われます。
何もせず依頼して頂いたほうが確実に結果は良くなりますので、ご覧ください。






瞬間接着剤のシミ抜き~接着剤と一緒に割れ繊維が切れている状態~瞬間接着剤のシミ抜き~接着剤と一緒に割れ繊維が切れている状態~

接着剤やペンキなどのシミは生地を出来る限り傷めること無く除去するよう、
付いた時と同じ液状の状態に溶かしてから除去していきます。

と言っても、完全に溶解できないものもありますので、
素材、溶解具合を見て出来る限り繊維を傷めないよう努力しています。

接着剤を溶解する薬剤で溶けてしまう繊維もあり、その場合は残念ながら除去できません。

左画像のように接着剤は綺麗に除去できましたが、近くでよく見ると・・・

瞬間接着剤のシミ抜き~接着剤と一緒に割れ繊維が切れている状態~瞬間接着剤のシミ抜き~接着剤と一緒に割れ繊維が切れている状態~

接着剤が裏側まで浸透してガチガチに固くなってるため、繊維もろとも割れた形で切れています。
表面をよく見ると、黒っぽく見える部分は繊維の表面が削れており、繊維の目が歪んだりしているのも見えます。

これはシミ抜きでできた跡では無いことが、裏側画像を見て頂くとわかると思います。

今回は業者様から接着剤のみ除去のご依頼でしたので当店の仕事はここまでです。
何もされずそのままご依頼頂いていたら、何事もなかったかのようにまた使っていただくことが出来ましたね。

このあと、綺麗に直すようかけはぎするとおそらく6000円~位、
リフォーム修理なら1000円~1500円くらいだと思いますが修理跡が残るでしょう。

今回は傷を直すであろうことを前提に、繊維の奥まで染み込んでいた接着剤も除去していきました。
残り固まっているとかけはぎはできないだろうし、修理もやりにくく綺麗に直せんから・・・

水滴のようにポトンとたらし裏側まで浸透した小さなシミと、多少大きくても表面が軽く触れ薄く付いた物だと、裏側まで浸透している方が除去に何倍も手間がかかってしまうんです。

なのでこのタイプ(樹脂系のシミ)は付いた状態と素材により金額が変わってきます。

何もしないでしっかりとした技術のあるお店へ依頼したほうがよい、と言う典型的な事例です。

シミ抜き方法も知らず無理やり剥がされる行為をされると、
シミが取れたあと気が付かなかった傷がしっかり出てきますのでご注意を。







 
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