米 「ブランド品の場合、同色染め直し、染め変えなど色を入れた場合、持ち手を短く、内側が劣化し交換などメーカー元以外で手を加えてしまうと純正品としてみなされなくなる可能性があります。」
おしゃれ工房You友（ゆーゆう） 店主 大友眞吾です。
私の自宅の近くには浜松市営球場があります。その隣には陸上競技場、サブグランドがあり、緑豊かな四ッ池公園があります。
実家も近くにあり、ここに越してきたのは３０年くらい前の事。
当時は山ん中！って感じでコンビニなんてものもなく深夜に食料買出しは不可能と言う状態でした（笑）
夏になると学校が終わり帰ってくる道中に今時の子供たちは見たことがないだろうめちゃくちゃ大きなカミキリムシが落ちていたり、クワガタが落ちていたりなど・・・
今ほど昔の夏は暑くなかったとは思いますが、エアコンはまだまだ普及していない時代。
それでも子供は虫捕りや川で水遊びなどして一日外で遊びまわり、でも熱中症なんて言葉を聞いた事はありませんでした。
大体、部活（運動部）でどんなに汗をかいても水を飲むとバテるから水のみ禁止！が当たり前で終わるまで飲めなかったし・・・
時代流れとともに良くなってきたのか悪くなってきたのか・・・
でも、私自身が思うにはとても良い時代だったと思います。
そういえば、緑が周りに多くあり、せみの鳴き声がすごかったのですが今はほとんど聞こえてこない。
昔はこの辺り、あぶらぜみが一番多かったはずなのに今はクマゼミばかり。
夏の終わりころからオーシンツクが鳴き始めたのが今ではまったく聞かなくなり、
ひぐらしも聞いたことがないなぁ・・・カナカナカナって鳴くやつ。
環境が変化し生態系も変わってきたのかなぁ・・・って思う昔は若かった店主です（泣）
画像とまったく違う思い出話になってしまいましたが・・・シャネルのお財布です！
大きなロゴマークが人気のカンボンライン。
大きなロゴが気に入って購入しているのに財布の本体に縫い付けられているため盛り上がり傷みやすい部分です。
少し前にも
http://yuuyuu.hamazo.tv/e3083614.htmlシャネルのロゴ修復をご紹介しましたが、今回もロゴの修復＆全体リメイクです。
ただし、今回は最初は白で修復とお受けしましたが、色々とお話をしていくうちに「黒で！」と言うことになりましたので、
ロゴ部分は黒の染め変えて修復していきました＾＾
お客様からはお財布自体はそれほど傷んでいないんだけどロゴが白だから汚れてしまった、との事でした。
ロゴを見てみると確かに汚れもありますが、汚れと言うより表面の白い塗装が剥げて下地の色（革）が出てきている状態。
最近、良くこの手の話をブログで書いてきましたが表面塗装されている革（顔料染め皮革・ピグメントレザー）なので、使っているうちに表面の塗料が剥がれてきます。
汚れたと思い、クリーナーなどで拭いたら余計に酷くなった、光沢がなくなったなどよくお聞きしますが、表面の塗装が剥がれているため直していくとしたらもう一度塗装をしていくことになります。
これを汚れと勘違いして強く拭いたりするとどんどん塗装が剥がれてしまいます。
今回は、ロゴの部分を綺麗に直せますが？と言うご相談でしたので一通りのご説明をし元の白で修復と言うことでお受けしました。
これ、白といっても真っ白ではなく微妙に色が付いています。
塗料にある白単色と比べると色合いが全然違うため、青みや赤みを入れほんのり色を付けた白い色を作ります。
そのまま白で塗装されるととても違和感が出てしまいます。
そのほか、服のシミのことやバックや革の表面仕上げの違いなど色々とお話をし、過去に何度か同じお財布のロゴの色を変えたことがありましたのでそのこともお話したところ・・・
「そんなこともできるの！？ と驚かれ・・・
このお財布自体それほど使っていないとの事で、すぐに汚れが目立ってきたとの事。
黒なら汚れが目立たなく長く使える！と言うことで黒で染めることになりました。
最初は黒に白い大きなシャネルロゴが綺麗だし気に入って購入される方が多いのですが、使ってみると・・・と言う方は多いと思います。
実際、明るい色のお財布を購入された方はすぐに汚れてしまうということを使ってみて実感され・・・
同色染めでの染め直しをお受けすることも当然多いのですが、でも色を変えられるということを知ると濃い色へ染め変える方はかなりいらっしゃいます。
ただ、この染め変えは、色を変えるだけなら簡単ですが、使っても簡単に剥げないように染めていくことが大変なんで寸。
当店でも前は皮革専門業者に依頼していたことがありますが、色を変えての染め変えは絶対に受けてはくれませんでした。
おそらく今でも受けてはくれないはずです。
それは、使っていくと表面が剥がれもとの色がすぐに出てきてしまうからです。
色を変えての染め変えを依頼して使ったらすぐに元の色が出てきてしまったと自身で経験された方もいらっしゃるのでは？
つい最近、ご相談でお受けしたすぐの剥げてきたというものも・・・雨に濡れたから拭いたら元の色が出てきたと・・・
かなり酷い状態のものを見たばかりです。
今回は色を変えるため、白いロゴ部分の塗料を剥がせるだけ剥がし、一度革自体に染料を染み込ませるようにして染めています。
下地を黒に染めることで表面が擦れて塗装がはがれても黒い色が出てくるようになるの傷んでも目立たないんです。
剥がせないものもありますので、その場合は簡単に剥がれて来ないよう下地を作り塗装をしていきます。
白い部分の革の傷みが激しい部分もありましたので、傷などが目立たなくなるよう染料で染めた後、傷が滑らかになるよう加工してからもう一度塗装して修復していきました。
お財布本体はそれほど汚れてたり色がはがれたりしているわけでありませんでしたが、ロゴ部分と一体化して見えるように表面をクリーニングした後、同じ塗料で薄く塗装をし色を合わせたあと、全体をトップコートして仕上げてあります。
かなり手を掛けていますが、表面をクリーニングし、皮革用の黒い塗料で塗装しなおしをすればお渡しするときは真っ黒の状態です。
ロゴは白なので黒ならひと吹き、ひと塗りで黒に変わります。
これだけなら１０分もかからずできてしまうのですが・・・お渡しするときは真っ黒ですが使用中に擦れると簡単に剥がれて白い色が出てきてしまいます・・・。
平成２５年 ８月現在 参考価格（税抜き）
ブランドお財布 同色染め直し １５０００円～
今回ロゴ部分2度染め・加工 ＋3000円
淵周りコーティング（ひび割れ 剥がれなど修復） ＋３０００円～
傷修復、その他修理などはお見積もりとなります。
◆◇◆◇◆◇ 紹介している画像は、同じような状態でお悩みの方の
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◇◆◇◆◇◆ 参考になります様に独断で掲載させて頂いております
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