第3章【革クリーニング】色直し・傷直し方法、 質感変化などの解説
おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友 眞吾です。
画像は色を直す時に使う顔料と染料です。
革に限らず色はこの2種で色づけられていますが説明聞いたことがあるって方ほぼいません。
このブログは同業の方が結構見られているようですが、それぞれの違い説明できますか?
以前、バックなどリメイクするセミナーを受講した際、2種の特徴も違いも理解していない講師がいてびっくりした事あります。
革に限らず色直しの基本中の基本となる部分です。
3章はお客様向けにかいていますので、もっと詳しく勉強したいって方は・・・
「全ドラ」から革入門、と革リメイク活用バイブル の2冊が販売されています。
これから革に取り組みたいって人の教科書となる本、として作られています。
この本は実際に独学でやってきた20社以上から技術提供をされ作られている実践本です。
私自身もこの2冊を何度も読み学ばせてもらった本です。
2当店もこの2冊には技術提供させて頂いいています。
私は色を直すにあたっては絶対に知っておくべき基本を提供しています。
基本を理解できれば合皮でも本革でもアニリンでも、手元に来た革すべてに対応できるようになります。
適当に小手先だけの仕事をしたくないって方にはお勧めします。
第3章ではお客様が心配される質感、風合い変化について説明しています。
ペンキを塗ったような質感にされたというご相談は後を絶ちません。
ただ、残念ながらほかのお店で付付けられたモノのやり直しは今現在お受けしておりません。
以前はやっていたこともあったのですが、適当に全体に手を入れられたモノのやり直しは普通のリメイクの何倍もの手間がかるだけではなく仕上がりも悪くなることもあるんです。
小さくテストしてうまくできなければそこでやめておけばいいのにって思うモノたくさん見てきています。
HPを見ると綺麗に仕上がっている画像しか出てこないのでお店選びが難しいですね。
実際に問い合わせした時、説明を聞くとそのお店がどんなお店なのかわかってくると思います。
そんな時、良いお店選びができるようヒントになれば、と思い3章を書いています。
画像を見て説明を聞けばペンキを塗ったような質感になる理由など一目でわかります。
第3章【革クリーニング】色直し・傷直し方法、 質感変化などの解説
目次
◆顔料と染料の違い
◇顔料(塗料)での色直し~特徴と注意点
◇染料での色直し~特徴と注意点
◆染色方法の違い
◇乗せる(塗る)
◇塗り込む
◇重ねる~エアーブラシ塗装
◆特殊事例紹介
◇ヌメ革の修復
◇オーストリッチ 染め変えでシミを隠蔽
◇色も質感も変わってしまったバック
◆まとめ