【洗い指定以外の工程に伴う保証について】

復元洗い等、洗い指定以外の工程を含む処理についてはクリーニングの保証対象外となります。
生地が耐え切れず溶けてしまったり、直せないほど変形してしまう等、
想定外の不具合が出てしまった場合は代金は頂かずご返品にはさせて頂いていますが、
弁償等の保証は一切できません。 それぞれ詳しく説明させて頂きますのでご了承願います。

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バック 染め直し ~シャネルマトラッセ 染め直し~

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米 「ブランド品の場合、同色染め直し、染め変えなど色を入れた場合、持ち手を短く、内側が劣化し交換などメーカー元以外で手を加えてしまうと純正品としてみなされなくなる可能性があります。」  

シャネルのマトラッセです。
このバックは退色がとても早いらしく、1年程度で色が変わってしまったと言うご相談もあります。

色の退色は染める染料、顔料によってかなり変わってくるのですが、
光や紫外線による耐久度の高い物を選び使えばそんなに短期間で退色してしまう事はないと思います。

今回のこのシャネルマトラッセの元の色は濃い紫色なのですが、
バックリメイクができるお店へ相談した所この状態だと黒へ染め変えるしかないと言われたとの事。

お客様のご希望は元の濃い紫色に直して欲しいとの事でご相談をお受けしました。

確かに元の色とはかなり違う色になってはいますが、
元の色より薄くなっているのでほぼ元通りの色へ修復する事ができます。

逆に白系の色のバックで手垢や汚れが染み込み黒ずみが元の色よりかなり濃くなってしまっていると元通りの色へ修復するのが難しくなり持ち手など真っ黒になってしまっていると染め直しても色がくすんでしまう事があります。

今回は表面をクリーニングした後、1度目の染めは染料による色補正を、
2度目に顔料で同じ色を作り染めていくと言う2度染めで修復して行きました。

色を変えての染め変えのご相談も多く、1度染めによる染め変えと2度染めによる染め変えのご説明をさせてもらっているのですが今回半面だけ色補正による修復をした画像を撮りました。

今回は退色が激しく色を変えての染め変えと同じような状態になっていますので、
ご説明しながらご紹介させていただきます。




バック 染め直し ~シャネルマトラッセ 染め直し~今回の退色は青系の色が抜けてしまったため赤みが強く出てしまっている状態です。

これは服でも良くある退色なのですが、色は赤青黄色の3色から作られていてその中の一部の色が抜けると違う色へ変わってしまいます。

色は蛍光灯の紫外線でも分解され退色していくのですが、一番抜けやすい色は青になります。

色の濃い服が赤っぽく変化するのも青系の色が抜け赤みが強く出てくるからです。

色補正とは抜けてしまった色を補色して元の色に直していくことなのですが、左画像は右半分を青い染料で補色し補正をした画像です。

染料は革に浸透して染まる物で透明感があります。
透明感があるため下に色があるとその色と混色され違う色に変化します。

例えば青い色のバックを黄色い染料で染めると緑色になります。
今回は赤紫のバックを青い染料で染めたため青みの強い濃い紫色に変化した状態です。

抜けていた青を補色した時点でかなり元に近い色になっているのがわかると思います。

顔料とは色の粒子をバインダー(接着剤のような物)で貼り付ける物で、革に浸透して染まる染料に対し皮の表面をコーティングするような感じで塗装をしていく物です。

使用時に良く擦れる部分、どこかにぶつけて傷になったりすると表面の塗膜が剥がれ下地の色が出てきます。

革製品は顔料を使えば簡単に染め変える事ができますが、擦れたりする部分や傷などができてしまうとすぐに下地の色が出てきてしまいます。

今回も違う色への染め変えとは違うのですが元の色と比べ色がかなり違っています。
このまま顔料で元の色を作り染めていくと角部分など擦れやすい部分の塗膜が剥がれると退色した赤紫色が出てきてしまうんです。

なので、使用中に擦れ塗膜がはがれても同じ色が出てくるよう、
染料を浸透させて染めた後、顔料で染めて仕上げていきました。

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色を変えての染め変えをかなり安価で宣伝しているお店も増えてきましたが・・・
簡単に顔料で染め変えるだけだと受け取り時は綺麗に染まっていても、スレる部分など元の色がすぐに出てきてしまいますので注意が必要です。

色を変えてしっかり染める場合、一度塗装されている色を剥がしてから染料で染める色を作って染めた後、顔料で同じ色を作り染め、最後に塗膜が簡単に剥がれないよう表面をコーティング加工して仕上げていきます。

そのまま顔料で染め変えていくより何倍も手間がかかる作業になります。
色を変えての染め変え工程をしっかりとやっているお店の場合、通常の染め直しの2倍程度の金額になるのが通常です。

お財布でも2万円前後くらいの金額になるのでは、と思います。

今回は同色での染め直しなのですがあまりに色が違っているため染料で色補正をした後、顔料で染めて仕上げていく2度染をしていったという訳です。

画像では黒く見えるかもしれませんが、内側に残っていた元の色と同じ濃い紫色に復元できています^^


      紹介している画像は、同じような状態でお悩みの方の  
      参考になります様に独断で掲載させて頂いております  

      掲載に関して不都合な事がございましたら         
      お手数ですが youyuu@or.tv までご連絡願います 



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