黒くなっている所以外は目立った汚れはないバック。
服やバック・・・
買ったばかりでも、シミや汚れが付いたら
もう使わない・・・って方もいらっしゃいますが・・・
勿体無いです!!
どんな物でも取れる!って言いたいところですが・・・
特にバックはできるものできないものがあります。
もちろん服も同じなのですが・・・(^^;
一番の問題は
材質がはっきりわからない事。
洗う事を前提に作られていないので、
生地を貼り付けてる糊も何を使われてるかわからない。
下手に丸洗いしてしまうと糊が染み出てしまったり、
剥がれて
ぼこぼこになったり
ばらばらになったりしてしまいます
今回はおそらくお客様がほんとにできるかどうかお試しで出された物だと思います。
ネットをやらない方もまだまだ多く、当然ブログなど見たこともない方の方が圧倒的に多いです。
この方もブログを見て出してくれたお客様ではなく、
お友達の話から当店を知り、まずは3点出してくださいました。その中の一点がこのバック。
3点とも通常受けてもらえない、できない物ばかりで、
クリーニング店もいいところがあれば変えたいと・・・。
3点のうち超難題が一点あり・・・
写真も撮ったので順番に載せて行きます^^
さて、このバック・・・黒ずみからみて何かの機械のオイルが付いたのかなぁ~・・・
服についたのなら簡単に取れるのですが・・・
バックになると簡単ではなくなるのですねぇ・・・これが・・・(^^;
何とか・・・取れました^^
バックの場合、裏側を見ることができれば問題も少なくなるのですが、
見れないとかなり怖い・・・
生地と生地が貼り合わされてたりすると、
シミ抜きの溶剤でその糊が溶けてしまうのです。
服でもそうですが、洗濯表示を見たとき、
ドライ不可になってる服をドライクリーニングすると・・・
糊で貼り付けられてる飾りが取れたりします
「飾りボタンの飾りが剥がれ落ちてなくなっていた!」
なんて経験のある方も多いのではないですか?
貼り付けるための糊は何種類かあります。
基本的には水洗いをする分なら新しいうちはほとんどはがれる事はありません。
それもまぁ・・・
貼り付け方にもよるのですが・・・
ドライクリーニングしてもはがれない糊を使われていないと・・・
ボタンの飾りだろうと服の飾りだろうと一回で剥がれ落ちます
もちろん見た目ではわからない・・・
頼りは洗濯表示と注意書きのみになります。
飾りボタンの場合、当店は一つ一つ手間を惜しまず
ボタン保護用のアルミを巻いて洗います。
以前は「こうやって洗っています!!」とわかっていただけるように、アルミは巻いたまま
お渡ししていたのですが・・・
アルミを剥がさないでそのまま着てるお客様がぁ・・・
さらに巻いたままだと、中に溶剤が入り込んでしまった場合、
そのまましまってしまうとボタンが溶けたりしてしまう・・・と言う事があり、
今では必ずアルミは剥がしてお客様にお渡ししています。
ただし、糊は
寿命がきます。
寿命がきた時点で剥がれ落ちてしまいます。これはボタンの飾りでも服の飾りでも同じです。
貼り付けられてるものはいつか剥がれ落ちるという事を
覚えておいてくださいね^^
衣類を買われる際には表示を確認する事が大切です!
コートやジャケット等、通常ドライクリーニングするような衣類(家庭では洗えないような・・・)なのに
ドライ不可表示になっている服もあります。
なかでもインポートブランド製品は要注意です。
外国表示でドライ不可、水洗い可となってるものの中には、
日本語表示を見ると両方とも不可になってる事が多々あります。
要するに
洗えない表示になってるという事。
洗えない事はないのですが、ほんの少しのシミや汚れもまず落ちないでしょう。
外国と日本では洗濯基準が違います。
外国語表示で可となってる洗いをするとダメになるものも多々あるのです
インポートブランド品がクリーニングで受けてもらえないのもそんな理由があるからです。
いずれも使われてる糊が大問題・・・
水洗い可、ドライ不可の服はドライクリーニングで糊が染み出る、剥がれる・・・
すべてがそうなるわけではないですが、そうなってしまうと復元不可になってしまいます
マッキントッシュのコートなどはかなり有名ですね^^;
飾りが貼り付けられているかは見た目でわかりますので、購入の際に表示を確認する
癖をつけていただくと良いかと思います
表示確認は大切です!!
ドライクリーニングされて飾りがなくなってしまうとか・・・
水洗いできない素材だとかなりの割増になってしまうとか・・・
それとも断られるか・・・ 買ってから困ってしまう事になりかねません
あ・・・ちなみに・・・当店でお断りした服ってないです^^困ったらいつでも相談してくださいね