
こちらは今年6月に肴町の入り口移転した
ブティックサンマリーさんの商品。
以前勤めていた店にいた時に、サンマリーさんから
ご紹介されたお客様の服です。
素材はレーヨン100%
レーヨンの光沢

としなやかさ

が受け入れられていて、
人気があるのです。
インポート物ブランドはレーヨン素材を好んでデザインする
デザイナーズブランドがたくさんあります。
前にも何度か載せていますが
レーヨンってシミがつくとほとんど取れずに帰ってきます。
シミ抜き依頼で出してもほとんど取れないと思います。
このシミも取れなくて困っていると電話相談を受け、お預かりしました。
地色がオフホワイトだったので確かにかなり難しいシミ。
多少シミ抜きした部分が白っぽくなっても目立たなくなれば・・・
という事でシミ抜きしました。

シミ抜きした部分が少~し白くなりましたが、
ほとんどわからないと思います。
白い服のまん前にシミがあるとそれだけで
着れなくなってしまいますよね
白を白のままシミ一つなく着続けることって大変だと思います。
着る側もシミや汚れに注意しながら着なければいけません。
付いてしまったらすぐにそれを取ってくれるクリーニング店に依頼しなければなりません。
インポート製品、ブランドを好んで買われる方はレーヨン素材が多いと思います。
お国柄と言うか文化の違いと言うか・・・日本では使われない素材等、たくさんあります。
服は消耗品です。
一度でも着用したり洗ったりしたらそれはもう新品ではないのです。
洗えば服の風合いが変化するし、数年着たら古くなって当たり前だし、
古着みたいになっても仕方ないのです。
だって使っているんだから・・・
これを当たり前でしょ!って思える方は欧米化♪ ヾ(@^▽^@)ノ
日本では風合いの変化が出にくい素材が多く使われています。
品質表示も世界中のどの国より厳しい基準が義務付けられています。
日本人は風合いの変化が出るって事に慣れていないのです。
無菌国、過剰保護の国・・・それが日本・・・。
異国の文化を取り入れようと思ったら・・・ある程度のリスクは覚悟しておかないと・・・
まぁ・・・一般庶民の私には・・・あまり関係のない事ですが・・・(汗)
インポートブランドはこれから扱ってもらえなくなる物もたくさん出てくると思います。
高級ブランド品等は、安価なクリーニング店で扱ってもらえない事がすでにたくさんあります。
何十万円もするインポートブランド品の服を500円、1000円でって・・・無理があります。
事故があれば請求額は定価通りでって・・・断られて当然・・・。
金額は仕事の中身に比例してますよぉ・・・。
今、クリーニング業界で問題になっているのがクリーニング店の掛けてる保険。
どんな服だろうと効率重視で扱っている店も多いため事故品多発!
保険を掛けているからと・・・クレーム=全額弁償!
責任がメーカー側にあろうと消費者側にあろうと・・・です。
そのためクレーマーなる奴らも多発中・・・
クレームを付ける事を目的にクリーニングに出し弁償させることが目的の奴らです。
ある大手のクリーニング店の年間の保険支払額聞いたら・・・そりゃもうびっくり
大手の安い取次店が出てきてクリーニング代がどんどん安くなり品質も低下していきました。
そして今度は・・・保険問題・・・何をやっているやら・・・
自分で自分の首を絞めているようなもんですねぇ・・・。
保険屋さんがクリーニング業界から撤退したらどーするんでしょ・・・
今までのように高額商品も安価なクリーニング代でって言うのは・・・
断られるようになってくると思います。
事故がおきやすいもの、クレームになりそうなものも・・・同じです。
いざと言うときのための保険のはず。
その前に・・・保険で弁償=信用がなくなる・・・ですよね。
弁償しても弁償しても同じ客が来てるとしたら・・・それはクレーマー・・・
弁償が2回も続けば・・・普通出したくなくなりますよねぇ・・・。
クリーニング店も考えなくてはいけない時がきてるようです・・・。