バーバリー綿コートです。
最初にお電話でご相談が頂いたのですが、内容がちょっと変わっていました（笑）
「バーバリーの綿コートを今他店に依頼しているのですが、シミが取れない場合そちらで取れますか？」
こんな感じのご相談でした。
お話をお聞きしてみると依頼したお店はシミ抜きをするお店らしく、
今回のこのバーバリーコートも水洗いもすると言っていたと言う事でした。
バーバリーコートの復元洗いはもう数え切れないほどやってきていますが、
しまってあるうちに出てきたシミやカビなど、ほぼ取る事が出来ています
お話ではかなり古いコートとの事でしたので、「とりあえずシミが取れなければ持ってきてみてください」
とお伝えしました。
そして数日後、「やはり取れなかった・・・
そのままの状態で帰ってきた
」との事で、
当店に持ち込まれたコートには大きく「残念」と書かれた紙が・・・
そこには「こうなったシミは取る事が不可能」と書かれていました。
このシミはしまってあるうちによく出てくる湿気シミと言われるものですが
カビです。
元々見えないしみが付いていてそのシミが変色しカビも生えてしまった物かも知れませんが、
いずれにしても綿コートに良く見られるシミです。
このシミは
水洗いしても漂白剤に漬け込んでも簡単には取れてくれないシミです
数箇所なら部分シミ抜きを根気よく繰り返していけば取る事が出来ますが・・・
コートも古く部分的にシミ抜きしていくと斑点状に色抜けしたようになってしまいます。
シミ抜きした部分のみ綺麗になってしまうんです。
染色して周りの色と揃えてしまうと・・・
当店がよく紹介する復元洗いをした場合に、色付けした部分は取れず、シミのように残ってしまいます。
部分シミ抜きで取れる数でもないので・・・バーバリーコートのカビを取るために復元洗いです。
「このシミを取る事は不可能！」と言われたコート・・・復元洗いで取れるのでしょうか？
このコートをお受けした時、同じような
シミのバーバリーコートを５～６着
お預かりしていました。
いずれも２０年～３０年前のコート。
ご自身が若い頃
奮発して購入したコート、お父さん、おじいちゃんから
譲り受けたコート、
形見のコートなど・・・
シミがあっても捨てるに捨てられない
思い入れのあるコートばかりです
バーバリーコートは今も昔も変わらず高額品だし
高級ブランド品
着られない状態になってしまっても・・・捨てられずに持っている方はとても多いと思います。
バーバリー、
ダックス、
アクアスキュータムの綿コートは人気の高いブランドですが、
どのコートもかなり酷い状態でも当店の復元洗いでとても綺麗にする事ができています。
全体に出てしまった変色や焼け、カビなどを取る場合復元洗いをしていきますが、
一言に
復元洗いと言っても
洗い方は素材、シミの種類によって違います。
臭い取りや変色、焼け等、漂白剤で付け置きすれば取れると思っている方も多いですが・・・
当店へ依頼される服はその工程で取れない物のご相談も多いんです
２０年、３０年前からシミが取れなくて着られない服。
素材によっては取れない物ももちろんあります。
今回の復元洗いは１２６００円（税込）
ベルト、袖口のベルトに付けられている革バックルは外さないと今回のカビ取りは出来ませんので、
取り外して復元洗いをし、取り付けています。※取り外し、取り付け代 別途１０５０円（税込）
今回も先にお見積もりをさせて頂き、
綺麗に取れたら代金を頂く成功報酬！
取れなければどんなに手を掛けても代金は頂きません、と言う事でお預かりをさせて頂きました。
ちょうど同じ時期にお預かりしたバーバリーコートは・・・
当店へ持ってこられる前に５回ほどシミ抜きを宣伝しているお店へ依頼したとの事。
バーバリー綿コートの場合、綿製品のブランド品なので割り増し料金、デラックスコースで受けるお店も多く、
シミが取れなくてもクリーニング代金はかかっているためすでに１万円以上の金額をかけていたとの事
シミが取れないだけでなく、かびくさい臭いすら残っている状態でした
当店の復元洗いは一点手作業になります。
点数をこなして利益を上げる仕事とは違い、一点に手間と時間を掛けて洗っていきます
かかる手間と時間で金額も変わってきますが、最初に状態を見て見積もりをお伝えします。
ご予算に合わない場合はキャンセルして頂ければＯＫですので
お気軽にご相談くださいね＾＾ 見積もりはもちろん無料です♪
バーバリーコートは今も多数お預かりしています。一点手作業していきますので
お時間こそかかってしまいますが
お渡ししたお客様には綺麗な仕上がりに感動して頂いています！
そのままの状態で帰ってきた
」との事で、
このコートをお受けした時、同じような
高級ブランド品
