ワインのシミがついて
しまった綿100%の
茶色のわた入りブルゾン。
しかも友達に借りた
ブルゾンとの事
急いで自分で洗ってみたけど
取れなかったとのご来店
取れなかったらもう弁償
するしかないとの事で・・・
お預かりしてすぐにシミ抜き!!
弁償するにしても嫌な思いをされるはず・・・・・・ とにかく取る!!のが一番!
「ワインのシミは取れにくい」とよく言いますが・・・今まで取れなかったことってないんです^^
ただ、取れにくいのは間違いないので、「とりあえずやってみます」とお受けするしか
ないんですが
綺麗に取りきって
お客さまの笑顔を見たいです!頑張るぞ
色落ちさせる事なく綺麗に
取りきれました
今回、お客さまがご自分で洗った後だったので、シミの部分の色抜けが心配でした。
もし、ゴシゴシと揉んだり
擦ったりしていたら・・・
綿100%なので色抜け
してしまったと思います。
とにかく、
どうしても取りたいシミはいじらないでください!
水とか洗剤で揉んだり洗ったりすると、色抜けしたり取れなくなったりします!!
乾いたタオルかティッシュで軽く押さえて吸い取るだけにして
できるだけ早く持ってきてください。
シミが付いた当日、翌日くらいなら必ず何とかします!
必ず取ります!と・・・言い切れないところがちょっと情けないですが・・・(滝汗)
綿、麻、シルクは摩擦に弱いんです。
揉んだり擦ったりすると簡単に色が剥げてしまいます。
濡れてるうちだと色抜けが目に見えませんが乾くと見事に脱色しています。
汗をかくと脇、襟、袖口の擦れる部分はすぐに色がはげてしまうのも摩擦に弱いからです。
クリーニング店でシミや汚れが取れないのも簡単に色が抜けてしまうためです。
綺麗にするためにブラシがけ等して脱色させてしまうとクレームになってしまいます
今日も数人のお客さまに
「綿素材と言うのはシミが付くと取れない」という説明をしました。
実際には取れないではなく取りにくいですが、ほとんどの場合とれずに返ってきてしまいます。
綿素材と言うのはそういう物なんです、と説明するとビックリされていました(汗)
襟の変色で持ってこられたお客さまもいらっしゃいました。
襟の変色を取るだけで1000円くらいはかかってしまいます。
そこで当店からのアドバイス
「襟、袖口がこれ以上変色しないように処理しておきますから、
目立つシミが付いてしまったり変色が出てしまったら、その時にまとめて
変色も取るようにしましょう♪」
お客さまにしてもできる限り安く、綺麗にできればと思っているはずです。
これは当店で服を見て、当店でシミ抜きをする事が前提のアドバイスです。
他店で同じことができるかどうかはわかりませんのでお間違いなく・・・m(._.*)m
今回のワインのシミ抜きは
3000円。
洗い終わった後ワイン以外の所に油シミがたくさん残っていて、シミ抜きしながら
もう一度洗い直しもしました。 借りる前以上に綺麗になってるはずです
このお客さまは服を見てほっとした感じで一言・・・「よかったぁ・・・・(´▽`) 」と^^
ほんと・・・取ることができてよかったぁ・・・と思う瞬間です