椅子クリーニング ~家庭洗いの方法~

You友 大友 眞吾

2010年05月25日 02:33



椅子クリーニングです^^

この椅子はもうかなり前にお受けした物なのですが、
今日遠方の方から椅子クリーニングについてのご相談がありましたので記事としてご紹介させていただく事にしました。

ただ、今日の記事は椅子もクリーニングできます!とご紹介させて頂くのではなく、
家庭でも洗えます、と言う事でご紹介させて頂きます。

実はお電話でのご相談は買い換えるよりクリーニングで綺麗になるなら、と言う事だったのですが、
椅子とソファーを宅配でって・・・結構大変だと思いますしまとめて送られても当店のほうも置き場所が・・・

椅子は中に厚手のスポンジが入れられていますので乾燥させるだけで1週間程度かかります。
毎日風通しの良い日向に出してしまって・・・このスペースを確保するだけでも大変なんです。

当店は今年で開業5年目に入りました。
開業当時はお客様もなく・・・おしゃれ工房You友と言う何をやっているか名前だけではわからない店で・・・

シミが取れます!高級衣類も安心です!靴やバックもできます!っといくら宣伝をしても、
どこの馬の骨かわからないような店が何を言っても見向きもされず・・・

ただ、自分自身、仕事に関しては自信があり、洗えない物はほとんどありませんでしたので、
開業当時は仕事も少なくできるものは何でもやって行こうと思いこうした椅子などもお受けし洗っていました。

今はおかげさまで地元ではおしゃれ工房You友と言えば何でもできるお店としてお客様が口コミで広げてくださり、
ほぼ毎日のように初めてのお客様が来て下さるようになり遠方のお客様からも宅配で毎日届くようになりました^^

そして椅子の話に戻りますが・・・
1脚2脚程度なら時期によってはできる時もありますがまとめてお預かりとかソファーなどになると、スペースが確保できない、手間がかかりすぎてしまう事もあり、もうお預かりができない状態になってしまいました。

椅子やソファーをクリーニングしてくれるお店ってなかなかないらしく、
遠方の方からのご相談を何件もお受けしているのですがいずれも今回同様洗い方のアドバイスをさせて頂きました。

もし、綺麗にできなかったらまたご相談くださいとアドバイスをさせて頂いているのですが、
お電話やメールでご報告頂けとても綺麗になりました、と喜んで頂ける結果になっています。

難しくはありませんが手間はかかります。
でも、綺麗になりますのでお客様に座っていただく椅子の汚れやシミが気になっている方、トライしてみてください!


画像はクリーニング後です^^

シミ、汚れとも綺麗に落とし、くすんだ白い色も漂白をしていきましたので、
かなり新品時に近い色合いに復元できていると思います^^

当店の場合、クリーニング店ですので生地に付いた汚れやシミを落とすためのシミ抜き剤や薬品が揃っています。

もちろん、一般では手に入らないような薬品なども揃っていますがそんな物は一切使わずここまで綺麗にできています。

用意する物はブラシ(たわしでもOK)とハンドスプレー、中性洗剤と酸素系漂白剤、重曹、もしくはアンモニア水。


汚れや付いているシミの種類により油性系のシミ抜き剤が必要になるかもしれませんが、
油汚れに強い台所用洗剤でかなり落とす事ができます。

中性洗剤を使うと言うのは、洗浄力が高いアルカリ洗剤だと洗剤が少しでも残留すると変色が出る可能性があります。
洗濯機で洗える物ではなく、すすぎもやりにくい物ですので多少残留して問題があまりない中性洗剤を使って洗います。

車を洗う洗車ホースがあれば外で、なければお風呂場に椅子を持って行きます。

基本、生地は化繊で作られている事が多いので、
それほど汚れていなければ水を掛けながらブラッシングするだけでかなり綺麗にできるはずです。

汚れが酷い場合、洗濯用の中性洗剤、もしくは台所用洗剤を水に溶かし、
椅子を濡らしたらブラッシングして汚れを落としていきます。

ブラッシングしながら黒い汚れなどが取れない場合、
台所用洗剤の原液を付けシミに浸透させるように軽く叩き水で洗い流します。
使用していて付く汚れ程度ならこの段階でほぼ取れると思います。

濡れているとシミや汚れは濃く見えますので、
洗う前よりかなり薄くなっていればそのまま乾かすと気にならない程度まで落ちていると思います。

台所用洗剤では取れない油汚れがある場合、ドラッグストアーに行くと服用のシミ抜き剤があると思います。
マジックリンなどを使っても取れると思いますが、かなりアルカリが強く少しでも残留させてしまうとアルカリ焼けによる変色が出てしまう可能性が高くなりますので市販されている油性系のシミ抜き剤を使った方が安全で確実だと思います。

全体の色合いを綺麗にしたい、変色を取りたい場合、洗ったあとに漂白剤を使います。
漂白剤は汚れを落とすことはできなく、油汚れが付着していると漂白剤が効きません。
必ず汚れをブラッシングで落としてから漂白剤を使ってください。

色抜けの心配がない白い物なら少量の重曹、もしくはアンモニア水を液体ワイドハイター原液に溶かします。
ワイドハイターは弱酸性ですが、酸性で使うよりアルカリに傾けて使った方が漂白力が上がりますので、
重曹、アンモニアなどを使いアルカリサイドに傾けて使用します。

そのワイドハイターをハンドスプレーに入れ、全体に軽く吹き付けます。
水に濡れている状態なら原液、乾いている状態の物は水で2倍~3倍程度薄めて使って行きます。

そのまま20分~30分程度放置し、シミや色合いを確認し、綺麗になっているようならシャワーを掛けながら手でスポンジ部分に含まれた洗剤や漂白剤を綺麗に濯ぎ出すように押し洗いをします。

薄くはなった物の、まだ取りきれていない場合、もう一度漂白剤をスプレーし20分~30分程度放置してください。
漂白剤をもっと強力に使う方法もありますがこれで十分綺麗にできると思います。

漂白剤を使った場合、丁寧に良く押し洗いをしてとにかく綺麗に洗剤や漂白剤を洗い流してください。
せっかく綺麗にできても洗剤や漂白剤を残留させてしまうと時間とともに変色が出てしまいます。

良く洗い流したらスポンジが含んでいる水を手で押し出しできるだけ水を切ってからバスタオルで良く水分を吸い取り、
風通しの良い日向に干し乾燥させます。

日当たりが悪く風通しの悪い場所に放置するとカビが生えたりしますので注意してください。
日当たりの良い場所に置けない場合、扇風機を使い風を当てて乾燥させてください。

扇風機の風を当てておけば乾燥も速くカビも生える事はないと思います。
目安としては今の時期なら5日程度、心配なら1週間程度乾燥させればOKだと思います。

乾く過程でシミが浮き出てくる事があります。
スポンジが汚れを吸いすぎていると乾きながら汚れが浮き出てきます。

その場合、スポンジの汚れを綺麗に洗い流すようにもう一度洗ってください。
汚れをある程度落としきると綺麗な状態で乾きます。

特殊品専門店と取引のあるお店なら椅子なども洗ってくれると思いますが、
基本全て手作業になり乾燥も自然乾燥させなければできませんの受けてくれるお店はかなり少ないと思います。

木製の椅子の場合、木に水分を含ませ乾燥させるとひび割れが起きたりする可能性があります。
今回ご紹介した方法は画像のようなスチール製の椅子を洗う場合と言う事でお願いします。

高額な椅子、木製の椅子を洗う場合、生地部分は綺麗にできると思いますが
洗う場合は自己責任と言う事でお願いします。

  
      紹介している画像は、同じような状態でお悩みの方の  
      参考になります様に独断で掲載させて頂いております  

      掲載に関して不都合な事がございましたら         
      お手数ですが youyuu@or.tv までご連絡願います 




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