固まったミルクのしみ

You友 大友 眞吾

2008年04月12日 01:12



白の綿スーツです。色もかなりくすみ変色も出ているためかなり酷い状態です。

付いているシミはミルクとの事。
もう3年以上前に付いたシミで、クリーニングにシミ抜き依頼しても取れなかったとの事でした。

そしてなんと・・依頼したクリーニング店というのは・・・アメリカのクリーニング店!?
3年位前はアメリカに住んでいたとの事で、
当時現地のクリーニング店へシミ抜き依頼して取れなかったとの事でした。

さぁ・・・YOU友!・・・アメリカのクリーニング店で取れなかったシミが取れるか・・・??(笑)




そしてYOU友!アメリカのクリーニング店に勝ったかも!(笑)

白に黒のテープが縁取るように縫い付けられています。
白に黒って色滲みとか結構怖い・・・

お客様に色滲みと、古いたんぱく質のシミはかなり取れにくく残ってしまうかもしれないなど、
色々と詳しく説明をさせてもらい、了解を得てから復元洗いしました。

母乳と粉ミルクって母乳の方が圧倒的に取れにくいんです。
血液、ミルク、牛乳など、たんぱく質系のシミは時間が経てば経つほど取れにくくなっていきます。

今回はお客様自身も、この状態では着る事ができないので、
ダメになったら諦めますから試してみてください、との事でした。

今回、今まで取れずに残っているシミと汚れ、変色を復元洗いで綺麗に洗い落としました。
ただ、たんぱく質はかなり頑固に固まっていたため、分解するのにかなりの時間がかかりました。

途中温度を何度も掛けなおしながら1時間以上漬け置き、
浴槽に漬け込んだまま超音波シミ抜き機で分解されたたんぱく質を取り除いていきました。

綿素材の白い服は、よほど丁寧に洗ってくれるお店に依頼しないと、
色はくすみ変色が出るようになります。

母乳、ミルク、血液等、たんぱく質系のシミが付いてしまった場合、
とにかく時間を空けずに洗い流さないと取るのが大変になってしまいます。

クリーニング店へ依頼する際も、シミ抜きで取ってくれるお店でないと、
ただドライクリーニングされ熱をかけられるだけになり、
たんぱく質系のシミはただ取れにくくされるだけになってしまいます。

今回のこのスーツもただドライクリーニングされただけで、
シミを取れにくくされた状態になって帰ってきた物だと思います。

お客様は仕上がりを見て、このスーツをまた着られる!と喜んで下さいましたよぉ^^






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