襟の変色・・・劇的なビフォー・アフターを見てください!

You友 大友 眞吾

2008年02月18日 23:26

綿ジャケットの襟の変色です。
当店のブログを読んでくださり、

「我が家の服も綺麗にしてください!」

と遠方より宅配で送られてきました!

襟を見てみると・・・かなり広範囲に変色が広がっています。
襟山部分の黒ずみは皮脂汚れが残っていて、
うっすらと変色して見える部分は汗による変色と脱色です。

そしてボコボコとなってる襟山部分は・・・
クリーニング依頼時、乾燥機により芯地が縮んだ物だと思います。

そしてボコボコッと生地がたるんでしまった山部分を良く見てみると、
擦れにより生地が擦り減り中には切れてしまってる部分もありました。

これを綺麗に直す方法としては、シミ抜きで残ってる皮脂汚れや汗などを綺麗に取り除き、
焼けて色が変わってしまった部分を漂白で取り、その後部分染色する、ですが・・・

襟山部分は生地も擦り減り傷みも見え切れてしまってるところもあります。
では・・・どうすれば一番いいか・・・

お客様と相談した結果、こうなりましたぁ^^

見ていただくと襟の芯地が縮んでると言ったわけもわかっていただけると思います^^




仕上がりです^^
どうでしょう?誰がどうやって見ようと、修復した跡も見えないと思います(笑)

しかも・・・ボコボコした襟山も綺麗に直り、生地の擦れも傷みも綺麗になくなっています。
右画像を見ていただくとわかると思いますが、
芯地が縮んでいないため、襟が立体的になり形も綺麗に整っています^^

新品の時はこんな感じになっていたんです。

それでは・・・どのようにして直したのでしょう・・・?

答えは・・・

襟を取り外し表と裏をひっくり返したんです!
襟の形状にもよりますがこのタイプの襟で2100円~3150円くらいでできます。
ただし・・・形状によっては簡単に取り外しができないものもあります。

襟をシミ抜きし、漂白で焼けを取り、脱色した部分を部分染色する、となると、
金額的には3000円~になります。

そこで、表と裏をひっくり返すと言う方法もあると言う事をお客様にお伝えし、
金額的にもあまり変わらない、と言う事で・・・じゃぁ、その方法で!とお返事を頂きました^^

汚れと汗が残った襟は・・・丸洗いしながら汗と汚れを綺麗に落とし、
これ以上変色が進行しないようきちんと処理をしておきました^^

綿製品の場合、どんなに丁寧に着ていても襟や袖口、脇の下など擦れる部分は必ず脱色します。
ただ、脱色するのと変色が出ると言うのは意味が違います。

今回の襟も、しまう前に皮脂汚れと汗をしっかり取り除いておけば、
ここまで広範囲な変色と脱色は出ていないと思います。

お客様に今回の記事を載せる承諾をお願いしたところ、

「劇的なビフォーアフターの記事を楽しみにしています!」と快諾を頂き、

さらに今後劇的なビフォーアフターにならないようにしていきたいと思います、
とお返事を頂きました^^

しまう前は多少金額が高くなっても汗と皮脂汚れをきちんと取るよう依頼するだけで、
服は格段に長持ちするようになります。

クリーニング店ではしまう前の洗いを「しまい洗い」とよく言いますが、

しまう前にはきちんとしまい洗いをしてくださいね^^





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