カシミヤセータークリーニング参考価格 2015年3月現在
(金額は全て税抜き価格)
ドライクリーニング用品は防虫・抗菌・防カビ加工しています。
風合いに変化が出ないよう乾燥機無使用、全品屋内自然乾燥
2000
カシミヤセータークリーニング 2000円~
毛皮と同じように油分などエキス補給洗い +1000円~
カシミヤセーター水洗い クリーニング代金の+100%
1点ずつ手洗いをしていきます。
(抗菌加工・油分などエキス補給・カシミヤ加工・毛足直しまで)
ブランド品、インポートブランド品は+50%~が目安
今回のヴィトン水洗い・臭い取りは8000円
それほど酷くない体臭などニオイ取りは水洗いにて対応可。
使う薬剤や洗剤が異なるためご依頼時にお伝え下さい。
ワキガやカビ臭など簡単に取れない臭いは消臭・殺菌洗い。
ワキガの臭いでもほぼ取る事ができます。
水洗い時の+1000円~2000円程度が目安となります。
おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友 眞吾です。
ルイヴィトンカシミヤセーターです。
見た通り、、銀糸(銀ラメ)が見えますがカシミヤ100%表示です。
この組成率やクリーニング指定表示は国により基準が違うため、例えば日本の法律に則った基準の場合だと表示が変わる事があります。
日本でも3%?5%」??程度の混紡は記さなくて良いって感じに変わりましたのでカシミヤ100%って表示になるのかな・・・?
この時期になるとカシミヤ製品のパサパサになった、コートなどは毛布のような風合いになったなどなど・・・
風合い変化のご相談がたくさん寄せられてきます。
大手でもカシミヤやアルパカなど高級獣毛品は変化が出やすいのでソフト洗いしたりタンブル乾燥(回転式乾燥)をしなよう対応しているお店も増えているようですがそれでも変化が出てしまうのは・・・
ドライクリーニングは油汚れを取る洗いになるため強い洗いや洗浄力のある溶剤で洗うと元々動物が持っている油分が取られ脱脂されてしまいます。髪を普通の石鹸で洗うと油分が取れぱさぱさになってしまうのと同じ。
たとえソフト洗いしても洗浄力が強ければ油分が抜け脱脂されぱさぱさになってしまうんです。
そしてもう一つ。タンブル乾燥は揉まれながら熱をかけられるためパサパサになるしダメージも大きい・・・
縮み変形等が出る一番の原因はタンブラー乾燥と言われています。
で、今は停止乾燥と言ってハンガーで服を吊るした状態で温風、換気により乾燥させるといった方法を取り入れているお店も増えてきましたが、例えば髪を洗い、直ぐドライヤーで乾かすとぱさぱさになりますよね。
停止乾燥させても温風で乾かす方法では髪の毛と同じようにぱさぱさになってしまうんです。
この場合、保湿成分まで抜けていなければ蒸気仕上げすることで強制乾燥で抜けた水分はある程度戻るため回復が期待できますが、保湿成分も抜けてしまっていると水分は乾燥した日に抜けていきますので冬場はまたぱさぱさになったり静電気を帯びたりするようになります。
当店では、こうした変化や不具合が出ないよう、屋内自然乾燥室を設置してあり、干す手間と乾燥時間はかかってしまいますが自然乾燥をしていきます。完全乾燥するまでに4~5日程度かかりますが、高級素材だからこそ、時間と手間がかかっても品質を一番に考えお手入れさせてもらっています。
獣毛は元々は生きている動物の毛なので人の髪の毛と同じなんですが・・・生きてはいませんので洗うことだけではなく、抜けた油分など必要エキスを入れていくなどメンテナンスしていくことも大切。
今回は水洗いをしていくのですが、長年着て行くと身体から発汗する汗が少なからず服につき、変色とまでは行かなくても独特のニオイが出てくるようになります。冷めている時はにおわなくても着て暖まると出てきたりします。
どんな高級な服でも、しみがあったりなんかニオイがしたりすると・・・
シミは目に見えるからまだいいけどニオイって自分ではわからないんです。
汗が付着した時のちょっと酸っぱいようなニオイやタバコのニオイ、実はワキガの方って自分ではニオイを感じていないって方結構多いようで・・・タバコも昔ほどではないにしてもパチンコ店などから出てくると必ずと言っていいほど付いてきます。
そしてこのニオイは・・・例え親しい人でも言ってはくれない・・・自分に置き換えて考えればとても言いにくいですよね・・・
昔からクリーニングはクレームが絶えない仕事って言われていますが(汗)
最近は昔と違ったシステムがとても流行り地域密着型から地域は関係ない宅配サービスでのクリーニングが人気です。
が・・・色々とありお客様からもご相談をお受けすることが多くなってきており、国民消費者庁からも利用する際の注意が発表されていましたので注意する点など踏まえ、ヴィトンカシミヤセーター水洗いをご紹介です^^
当店があまり安くできない理由の一つが1点ずつ手洗いしていくためたくさんの服を一気に洗ったりができないこと。
と言うか・・・点数が多くなりすぎると今の方法では洗えない・・・手間仕事をしているからです。
でも・・・セーター1点で何十万円もするセーターをまとめて機械洗いって当店ではできないかな・・・
金額は高くても綺麗に丁寧に洗って欲しいって望まれるお客様に利用して頂けたらって思い今の方法を継続していくと思います。
右画像は仕上げ剤。2液入れていますが、色々必要なエキスを当店独自でブレンドしています。
獣毛品に必要な油分、コラーゲン、保湿成分、ヌメリ感や光沢などカシミヤらしさが出るようカシミヤ加工剤、抗菌剤などなど・・・
ニオイ取りをメインに洗っていく消臭殺菌洗いは使っていく洗剤や薬剤、洗い方も変わります。
この方法で全て解決!なんてものはありませんので、ご要望に合わせて1点ずつ考えて洗っていくのが当店のクリーニング方法です
そして仕上がりです^^毎回着る時に通す首部分って最初の画像を見るとわかりますが伸びちゃいますよね。
当店は一点手仕上げなので、伸びた首元、袖口も「イセ込み」と言う方法で元通りに修復して仕上げていきます。
着用中に付くなんとなく汗臭い?程度なら消臭殺菌洗いまでしなくても水洗いで取る事ができると思います。
汗によるなんとなくベトついた感、長年愛用で固くなり暖かさがなくなってきたって場合も、水洗いすることで改善できます。
特に長年愛用で固くなった感が出ていると保温力が低下し薄くても暖かいカシミヤらしさがなくなってしまいます。
カシミヤ独特の光沢やヌメリ感などは加工剤で作られているため、当店が使う加工剤の風合いへと変わります。
ご家庭で水洗いされている方も多くなってきましたが、この加工剤は水洗いをしないことが前提の服なので場合によっては一度で新品時の風合いがなくなり新品時の風合いメーカー元しか加工剤がありませんので戻すことができなくなります。
メーカー元では再加工などどんなメーカーでもやってはくれませんので・・・
新品時の風合いを長く楽しみたい方は変化を出さないよう洗ってくれる上手なお店へご依頼を^^
宅配でクリーニング品を全国から集めているネットクリーニングが人気ですが・・・
お客様からのご相談でやっぱり出したらダメになる?って直球で聞かれました(笑)
実際、私はそのお店がどんなシステムでどう仕事しているかは知りませんが、聞く情報によると私では理解できないくらいの集荷点数の様子(汗)
一日数千点は洗って仕上げていると思いますが、ごくごく単純に考えてみてください。
例えば、服を預かり顧客ごとに預かったものをリスト化、1点ずつタッグ(通しナンバー)を付け、1点ずつ検品、付属品など付いているものはネットに入れたり飾りボタンを保護するためにカバーしたり・・・ここまでが洗い前段階の準備です。
で、ここから洗っていくわけですが
一日千点として、1点1分かかれば1000分、16.6時間かかる計算。
私の服が検品され丁寧に保護もされ、シミも確認して取ってくれてるか?・・・ご自身で考えてみてください・・・
ちなみに国民消費者庁からの注意勧告は
こちらをクリック!
出したらダメになる?これは出すものを選べば大丈夫かな?って思います。
かなりたくさんの量をまとめて洗っていくわけですから、少なくても大切なモノはやめておいたほうが良さそうです。
付属品、凝ったデザインのもの、引っかかりそうな金具など・・・ネットに入れて洗わないとダメになるかもって感じるものは依頼しないほうが良いでしょう。
飾りボタンもご自身でアルミホイルで保護してから依頼、ブランド品などロゴが刻印されているものは外して依頼するなど。
高価なボタンは取り外して洗い取り付けるのが基本です。
Yシャツも生地の薄いデリケートな物は機械仕上げで縫製部分から破れたりしてしまう可能性あり・・・
もちろん、中には高額品をメインに技術を売りとしネット集荷している高級クリーニング店もあります。
まぁ、金額がまったく違うので間違えることはないと思いますが・・・
安価なお店でもほとんどの衣類を大丈夫なように洗っているのは間違いないと思いますが、
高額品やブランド品もまとめて一緒に、は避けたほうが良いと思います。