参考価格(税抜き) 全品羽毛ふっくら加工
ノーブランドダウンブルゾン 4000円~
モンクレールなどブランドダウンブルゾン 7000円~
ノーブランドダウンハーフコート 5500円~
モンクレールなどブランドハーフコート 8800円~
羽毛ニオイ取り +2200円~
(ドライクリーニング不可商品はお受けできません)
※デザイン、付属品、羽毛のボリュームなどで金額が変わります。
おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友眞吾です。
今回はダウン製品についてです。
色々なブランドからダウン製品は作られていますね^^
モンクレール、デュペチカ、カナダグース、ノースフェイス、ディーゼル、パタゴニア、コロンビア・・・
ラルフローレン、バーバリー、ポールスミス、マックスマーラ、ヘルノ、シャネル、エルメス・ヴィトン・・・
ダウン(羽毛)製品はシミが取れない、エリなど黒ずんだ汚れが落ちないなどのご相談も多いのですが、
ニオイがきつくて着られないといったご相談が一番多いかな・・・
羽毛は天然の鳥の羽根が入れられていますので独特の獣臭と言うかニオイがあります。
羽毛を処理する基準はどこの国の基準で処理するかによりニオイの度合いはかなり変わってきますが、
殺菌に関してはどの基準でもほぼ滅菌しなければいけませんのでほぼ同じだと思います。
ニオイに関しては人体に対して影響はないので・・・
日本人はニオイに敏感な方が多く・・・
欧米に人は鳥の羽根が入っているんだからニオイがあって当たり前と気にされないかたが多いようです。
羽毛の獣臭も当店ではかなり取る事ができ、着ることが出来るようになったと大変喜ばれています^^
当店の場合、お預かりすることが一番多いダウンは・・・
モンクレールです^^ディーゼルもかなり多いのですが、ニオイの強い物が多くニオイ取りのご依頼が多いかな・・・
最近ではモンクレールでもニオイ取りのご依頼増えています。
ダウンはふっくらと膨らむ事で空気の層を作る事でとても温かくしかも軽い!
だからお客様が一番心配されるのはダウンが膨らまなくならないか・・・
ダウンって水鳥の羽根が入れられていますので、水洗いをしないと羽根が駄目になるとか・・・
水洗いをしていくべき素材って私もそう教えられてきたというか・・・単純にそう思っていました。
そこで、なぜ??と言う疑問がわき・・・
羽毛協会など専門の方、そこで紹介してもらった羽毛を加工する工場の方などに色々とお聞きしました。
すると羽毛がダメになる原因はドライクリーニング、羽毛がニオイ出す原因もドライクリーニング・・・そう言われました。
ドライクリーニングでも洗い方次第ではそう簡単に羽毛がダメになったりはしないのですが・・・
でも、羽毛の処理方法や基準、羽毛が膨らまなくなる原因などなど色々なヒントも頂け・・・
何よりクリーニング店が羽毛をダメにしているって言われたことが腹立たしくて・・・
でも、洗う側としていかに羽毛を理解していなかったか・・・
羽毛をよく知ればどう扱っていくべきかも自然とわかってくる・・・
だから当店では羽毛製品について色々とお客様から聞かれてもわかりやすく的確なご説明が出来るようになったんです。
そして私は何度ドライクリーニングをしても羽毛を痛めることなくしっかり膨らむ方法を試行錯誤しながら作りました!
羽毛協会では、ドライクリーニングは1~2回が限度、それ以上洗うと羽毛は膨らまなくなり傷んでいく、と言われています。
羽毛製品でも色々とあり、表生地がウール、シルクだったり、毛皮や皮革が付いているものもあります。
水洗いしたら風合いが損なわれたり毛皮や皮革はダメになってしまうものもあります。
だからこそ、風合いを損なうことなく洗え、羽毛もふっくら膨らむ新しい羽毛クリーニング!
日本全国でもドライクリーニングでふっくら加工まで出来るのは当店だけなのでは?
それでは、もう少し詳しく、羽毛製品のことについて・・・興味のある方、羽毛クリーニングが心配な方、
知っておいたほうが良いと思います^^
画像はどちらもモンクレールダウンです。
左側は濃い色の部分がナイロン素材、グレー部分はウール100%、右側はウール100%です。
ウールが水洗いできないわけではないのですが・・・羽毛が入れられていますのでアイロンで押さえられない・・・
ウールは水洗いすると表面に細かい小じわができ、アイロンを当てられないと伸ばせないため変化を直せないんです。
羽毛を水洗い!って宣伝しているお店でも、水洗いは断られドライクリーニングになると思います。
羽毛は水鳥の羽根だから水洗いをしたほうがよい、のではなく、羽毛の羽軸の中には生きている時の油分が残されているんです。
羽根の段階でされる洗い、殺菌をする際、取りきらずに残るよう処理されているんです。
この油分が多く残っているほど洗いなどにより油分が抜けきる心配が少なくなりますが、ニオイもその分強く残ってしまうということになるんですね。
ドライクリーニングとは、油性系溶剤で洗い油分を取り除きます。水洗いだと油分は取れにくいですよね。羽毛は水鳥の羽根だから水洗い通い、のではなく、油分を取りきらないよう水洗いをしていったほうが長持ちします、ということなんですね。
羽毛処理の基準は日本が世界でも一番厳しい基準となりニオイもほとんど残りません。0.1%程度の油分が残されているとのことです。0.3%~0.5%程度残っているとニオイは強くなる、との事。
じゃぁ、ニオイがない方が良いかというと・・・残留量が少ない分、1度のドライクリーニングで油分が抜けきってしまう可能性が高くなるということになるわけです。
だからソフト洗いをしたり、洗浄力の弱い溶剤で洗ったりなど工夫をしているわけですが、弱くすると汚れ落ちも悪くなるため、シミや汚れが今度は落ちきらずに残ってしまう・・・
綺麗にするには汚れの酷い部分、シミは手を掛けて落としていくしかありませんので、
丁寧なクリーニングをされいるかどうか一目でわかる服の一つとなります。
洗いだけで汚れを落とそうと強い洗浄力のドライクリーニングをされると羽毛の油分は抜けきってしまいますので、
金額だけではなく、信頼できるお店選びがとても大切になる素材となります。
じゃぁ・・・水洗いができれば安心?っていうとそうでもないんです。
例えばこちらもモンクレールですが、右側は革が付けられています。
水洗いができるよう、ウォッシャブルレザーが付けられていればいいけど・・・品質表示には水洗い不可とされています。
表生地がそれほど汚れていなければまだ良いのですが、汚れがきついと洗い方もある程度強くなるため、綺麗にするためにはこの革が問題となる・・・だから、当店の場合お客様とご相談し、この革を取ってしまうこともあります。
洗った後付けることも出来ますが、付けてあるとまた洗うときに外さなければいけなくなるから・・・ほとんどの方は付けません。
あともう一つ、ニオイの強いものを水洗いすると更にニオイが強く出てしまうこともあります。
残っている油分が洗剤で溶け出し服につき、洗い流しても油分だから取れきれずに強く出てきてしまうんです。
雨に濡れたら強く出てきてしまった、と言うご相談もお受けしていますから、水分が付着するだけでもニオイが強くなることもあります。
当店では、羽毛の臭い取りにしても、羽毛クリーニングにしても、羽毛が膨らむのに必要な油分を入れていく事ができますのでどんな洗いでも羽毛が膨らまなくなることなないんです。
なので、服の素材、状態に応じて水洗い、ドライクリーニング、両方、など
最適な洗いを選択し、全ての羽毛製品にふっくら加工をしていきます。
ニオイ取りはとても多くのご相談がありますが、ニオイのもととなる生きている時の油分、血などに含まれているタンパク質の腐敗臭などを取りるつもりで洗い、洗い後に無臭の油分を0.1%~0.2%程度入れて行きますので羽毛はふっくら膨らみ、ニオイが復活してくることもないんです!
この新しい羽毛クリーニングを独自で確立できたことにより、ウール素材のダウンなど水洗いが難しい製品でも風合いに変化を出すことなく洗う事ができ、羽毛のボリュ―ムが無くなったとご相談をお受けした物でもふっくら加工をしていくことでまたボリュームを復活させることもできるんです!