子供用のダウンコートです。
お母さんからお電話でご相談があり宅配でお送り下さいました。
ちょうど動画でティッシュに付けたボールペンのシミ抜きを載せましたので、
ボールペンのシミ抜きをご紹介です^^
デザインが可愛く、とってもお気に入りのコートとの事。
確かに・・・このコートを着て遊んでいる姿を想像してみるだけでも可愛いですね^^
このコートは、少し前にお預かりした物で、シミ抜きをしたのはまだまだ寒い時期。
まだ寒いから着させたいとの事でしたが・・・
ダウン製品の場合、中に羽毛が入っているため厚い事と外からの空気を遮断するように作られているため、シミ抜きのみで出来るかどうかはやってみないとわからないんです。
動画を見て頂くとわかるのですが、下から強力なバキュームで吸い取りながらシミ抜きをしています。
バキュームで吸い取っているためシミ抜きはピンポイントで取ることが出来るのですが、バキュームがないとシミ抜き剤は生地の表面で広がってしまうんです。
広がってしまうと上手くシミが抜けなかったり、シミが取れても大きな輪シミが出来たりするため、
そうなると洗いが必要となるためクリーニング代金もかかってしまうことになります。
っと説明すると代金が2重にかかってしまうように聞こえてしまうかもしれませんが・・・
通常クリーニング店にシミ抜き依頼するとクリーニング代金は最初に払っている、と言うよりシミ抜きのみでやってくれるお店はほとんどないと思います。
当店では、クリーニングに依頼しても取れないシミをそのまま依頼されることが多く、
汗取りなど再度洗いが必要でない限りシミのみをお取りしお渡ししています。
ただ、ダウンジャケットなど厚手の生地、空気が通らない生地はシミ抜き依頼の場合、
シミ抜きをする前に洗いが必要になるかもしれない事をご説明してからシミ抜きをします。
今回もシミ抜きのみで取れるかどうかはテストしてみないとわからないため、
お送りいただく前にご説明させて頂きました。
テストしたところバキュームが多少効いてくれたため、今回はシミ抜きのみで取ることが出来ました^^
動画を見て頂くとわかるのですが、シミは生地を傷めないよう分解させたり溶解させたりして取って行きます。
ボールペンなどインク系のシミ抜きはインクをどの程度生地が含んでいるかによりシミ抜きの手間がかなり変わってきます。
例えばティッシュに付けたボールペンのシミ抜きを見て頂くとわかるのですが、線上にティッシュが破れない程度軽く書いた物でもインクを溶解させるとかなり広がっているのがわかります。
では、ペン先を出したままポケットに入れてしまった物の場合どうなるでしょう?
Yシャツやスーツのジャケット、医者の白衣などに多いのがこのペン先を出したまま胸ポケットや内ポケットに入れてしまいペン先からインクが染み出して出来てしまうインク溜まりのシミ。
ペン先が生地に触れ少しずつインクが染み出していくのですが、直径1センチ程度のシミでも不用意にシミ抜き剤を付けてしまうとインクが溶けて広がり5倍~10倍以上の大きなシミになってしまいます。
生地が厚ければ厚いほど含有量が多くなりますのでスーツなどの場合かなり注意してやっていかないと内側だけのシミが表生地までインクが染み出てしまいとても大変なことになってしまうんです。
実際、クリーニングに依頼し表生地まで大きなシミになってしまったと言う物も多いんです。
これを爆発インクシミと言ったりしますが文字通りシミ抜きで爆発的に広がってしまうんです。
この場合、いかにシミを広げないよう処理できるかになりますが、
断られることも多いシミ抜きの一つになります。
すべてのシミ、汚れに言える事ですが、シミは何が付いたかよりどの素材に付いたかが重要になります。
素材によっては使えない薬品、出来ない洗いもあり、付いたシミを溶かすための薬品が使えないとシミを取る事が難しくなりますし、汚れやシミにあわせた洗いが出来ない広範囲のシミは取る事がやはり難しくなります。
シミ抜きのご相談も毎日寄せられているのですが、例えば
「スカートに付いたシミ取れますか?代金はどれくらいかかりますか?」
っととてもシンプルに書かれる方もいらっしゃるのですがお答えがとても難しいです・・・
服の種類、服の色、素材、何のシミがいつ付いてどんな処理(自分で洗った、クリーニングに出したなど)をしたか、の情報をいただけないとお答えする事が難しいんです。
今回はボールペンのインクシミでしたが、
同じボールペンでも使われているインクの種類により取れるものもあれば取れにくい物もあります。
何度もこのブログで書いているのですが、
油性ボールペンならほぼどんな素材に付いても取る事が出来ます。
水性ボールペン、水性蛍光ペンなどは油性インクより取れにくくなります。
ほとんどの場合取れますが、付いた素材によっては薄く残ってしまう物もあります。
ゲルインクはとても取れにくく、完全に取り切るのが難しく薄く残ってしまう可能性が高くなります。
インクのシミ抜きと同時に色も抜けてしまうものもあり、シミ抜き+染色となるとかなり高額な金額になってしまいます。
当店の場合、ゲルインクのシミ抜きは1箇所3000円~となります。
仕事でボールペンを使われる場合、ちょっとした不注意で自分の服に付けてしまったり他の人の服に付いてしまったりすることもあります。
ゲルインクだとシミ抜き依頼してもほぼ取れずに帰ってきてしまい、他の人の服に付けてしまうととても大変なことになります。
油性インクならシミ抜きが出来るお店へ依頼すればほぼ取ってくれると思います。
仕事でボールペンを使われる方は多いと思いますが、もしもの時のためにも不都合がなければ油性ボールペンを使うことをお勧めします^^
◆◇◆◇◆◇ 紹介している画像は、同じような状態でお悩みの方の
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