靴・ブーツクリーニング~ショートブーツの染め直し~new
おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 店主 大友眞吾です。
ショートブーツのリメイクです。
リメイクって作り替えたりすることなので、実際には
修復とか
復元とか
染め直しなどの
言葉になると思いますが・・・
これらの作業はリメイクとされることが多く、言葉的にわかりやすいと思いますのでリメイクです(笑)
パッと見て、青系、紺系の色が褪せたのかな?って思いませんか?
お話をお伺いした所、最初は全然違う色だったとのこと。
色って基本3原色である
赤青黄色を混ぜあわせて作られいますので何色に変わっても不思議はなく、
染め方も色々とあり、例えば青く染められた革の色に混色させて違う色にする事もあります。
例えば赤く染めてある革の上に青系の色を薄く乗せて行くと赤紫になり、
さらに乗せていくと紫になりっと言った感じで色が混色されていきます。
上に乗せた色がスレや退色などで落ちていくと、下地の赤が出てきますので
使っていたら赤に変わったと言っても不思議はないんです。
風合いというか質感は新品の時もひび割れたというか画像見たままと同じような感じだったとの事。
新品時を見ていませんので新品に近づけますというお答えは難しいのですが・・・
お客様からは「また履けるようになれば・・・」と言った感じでのご相談を頂くことが多いです。
実際、新品時がどうであったかってお客さまご自身もはっきりと覚えていない事が多いです
この場合は、お客様のご希望をお聞きし、修復していくしかないのですが、
風合いとか色合いは新たに作っていくことになります。
なので、当店で作っていく風合いに変わりますが・・・元は何色だったのでしょうか??(笑)
という事で・・・元は焦茶でした^^
洗ったりワックスを入れると色が濃くなり(色が上がり)元の色が出てくることってよくあるんです。
今回は色は紺でも黒でも、また履けるようになればいいってのがお客様のご希望でした。
表面がぼこぼこした状態なのでできるだけこのデザインを残すようにまずは風合いに変化が出ないよう染料で色を補正し、できる限り薄く顔料塗装という手順で色を直しています。
染料は透明感があり革そのものに浸透して染まるものなので、
残っている青系に何色を入れたら焦茶になるかを考え色を補正していきます。
今回は表面に樹脂が残っているので、浸透力の高い油性系の染料を塗りこむようにして染めています。
下地の色が焦げ茶系になっても、取れきれないシミや汚れ、擦れる部分など傷みがあるところとないところでは
染料の浸透具合も変わり色が均一になりません。
なので染料で近い色に染めたあと、風合いに変化が出ない程度に薄く顔料を入れ均一な色に仕上げていきます。
顔料は透明感がないため、重ねていくと作った色そのものの色に染まっていきます。
ただ、明るい色を修復する場合、例えば黒を白で消すのって簡単には消えないため、
どこまで綺麗にできるかは品物の状態と色により変わってきます。
また、染料で下地を染めていくのは、革そのものに浸透して染まっていくため、
使用時に表面が剥がれても同じ色が出てくるようになります。
特に靴ブーツなどはスレるし硬い部分にぶつけたりもしますので・・・
色を変える場合は出来る限り下地の革を染めてと言った感じで染めていきます。
今回は元に近い色で染めてという事ですが、同色リメイクとは違い違う色へ染め変えと同じ条件となりますので、2度染めです。
同色の場合は顔料で染められているものなら顔料でそのまま修復していくことになります。
という事で
茶色のブーツが青になったので茶色に戻すというリメイクでした^^
◆◇◆◇◆◇ 紹介している画像は、同じような状態でお悩みの方の
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