いつもお世話になっているとってもセレブなお客様がお友達をご紹介してくださいました。
ご紹介してくださったお友達もやはりセレブなお友達で元外交官の奥様。
県外の方なのですが時々浜松へ来られるという事で困っている服を持って当店へご来店くださいました!
そして困っている服とは画像のブラウス。
見た瞬間に冷や汗がたらり・・・。
普通のシミ抜きだったらよかったのにぃ・・・でもやるしかない状態・・・
シミが取れなくてキッチンハイターを付けたらシミになって取れなくなってしまったとの事。
でもこれは・・・シミではなく色が抜けているんです。
しかもかなり広範囲に・・・あっちこっち色抜けが・・・
キッチンハイターを原液で付けてしまったとの事で、これは色が抜けてしまっているとご説明させて頂き、
塩素系漂白剤と酸素系漂白剤のご説明もさせて頂きました。
そして・・・濃い色に染め変えたらどうでしょう?っとお勧めしてみたのですが・・・
この色目が気に入っているから・・・と言うお返事が・・・
塩素を服に付けると繊維に塩素が結合してしまい繊維が染料で染まらなくなってしまうんです。
塩素を使ってシミ抜きしたり全体を漂白したりする事って当店ではほとんどないんです。
無地の綿製品には塩素は使えるとよく言われますが、塩素は綿を溶かしますし生地もかなり傷めます。
例えば服を染め変えようとした場合、
塩素で色を抜いたものは綺麗に染まらない可能性があると言うことで断られたりします。
塩素が繊維に結合していなくても強い塩素系漂白剤で色抜きをしたりすると、
糸が溶け細くなり染まらない状態になってしまうだけではなく綿の性が抜け簡単に破れるようになってしまいます。
塩素を使った場合、ハイポを使い塩素を中和します。
ハイポは金魚などを飼育する時、水道水の塩素を抜くときに使う物です。ペットショップ等で購入する事ができます。
さて・・・実際、この状態の服をクリーニング店へ持っていっても受けてくれる事はないと思います。
たとえ色補正が出来るお店でも断られてしまいます。
黒とか濃紺などに染め変えるのなら受けてくれるお店もあるかも知れませんが、
塩素で色が抜けている場合、受けてくれない可能性も高くなります。
と言う事で・・・塩素での色抜けを修復です!
当店が塩素を使う場合必ず塩素抜き(中和)をしますが家庭でそこまでの処理をすることはないと思います。
塩素を使ったら洗剤で洗いとにかく良くすすぎを・・・と注意して洗われる方も少ないと思います。
繊維の状態は目で見て判断できる物ではなく、塩素により染まらなくなっている可能性があるため、
繊維をできる限り綺麗に染まる状態へ戻すと言う作業から始めます。
今回の修復は・・・
実は来年から皮革、繊維の染め直し、染め変え、色補正などを任せる新しいスタッフ(息子)が修復した物です!
塩素の中和から繊維の状態を染まるように戻す作業、色合わせは少し手伝いましたがほぼ完璧に修復してくれました^^
今回はとても綺麗に修復する事ができましたが綺麗にできないものももちろんあります。
そして黒とか濃紺で染め変えてしまうのなら簡単ですが今回のように元の色に戻すのはかなり難しいです。
今回はご紹介してくださったお客様、そしてお友達の話を信用して持ってきてくださったお客さまと・・・
どんなに手間がかかっても元通りに戻すしかない!っと気合を入れて息子に頼みました(笑)
もちろん、私自身もこの修復は出来ますよぉ・・・きっと・・・。
来年はもう一人新たにスタッフを加え、進化した「おしゃれ工房You友」となるために着々と準備を進めております!
◆◇◆◇◆◇ 紹介している画像は、同じような状態でお悩みの方の
◇◆◇◆◇◆
◇◆◇◆◇◆ 参考になります様に独断で掲載させて頂いております
◆◇◆◇◆◇
◆◇◆◇◆◇ 掲載に関して不都合な事がございましたら
◆◇◆◇◆◇
◇◆◇◆◇◆ お手数ですが
youyuu@or.tv までご連絡願います
◇◆◇◆◇◆
↑
おしゃれ工房You友ブログが気に入っていただけたら
クリックお願いしまぁ~す ヽ(^◇^*)/
ご相談・見積もりは無料です
*****************************************
おしゃれ工房You友 053-439-0050
〒433-8114
静岡県浜松市中区葵東 1-8-11
便利なメールフォームはこちら
メールアドレス: youyuu@or.tv (24時間受付中)
※集配サービスあり
※遠方の方には
宅配サービスも大好評
**************
お気軽にど~ぞ♪ (
*^▽^
*)ノ ********************